花金だ!仕事帰りに買うプラモ。フランスのエスプリが全集中!!

▲車、飛行機、アニキの大サービスセット!草原の香りも漂ってきそうな美しいパッケージ!!

 あなたの週末模型ライフを楽しくしてくれるプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」のお時間でございます。今週はタミヤが1/48スケールにフランスの香りを詰め込んだ「1/48 デヴォアティーヌ D.520エース搭乗機(スタッフカー付き)」をご紹介します。パッケージに描かれている「草や風景」以外は全て入っている超楽しいキット。第二次世界大戦のフランスの戦闘機、フランスの車、フランス人フィギュアで週末が華やぐ素敵なプラモです。

 シトロエン11CVは、タミヤ 1/48ミリタリーミニチュアの超傑作キット。実はnippperで紹介したマッチボックス遊びで使用したシトロエン11CVはこちらから持ってきたのでした。

▲シトロエン11CVが丸っと入ります。シンプルなパーツ分割であっという間に組み上がります。超可愛い車です

 で、今回初紹介するのがフランスの戦闘機「デヴォアティーヌ D.520」。フランスはドイツの電撃戦により早々に第二次世界大戦では敗北。この時代、歴史の表舞台からは一歩退いてしまいます。そのせいか、兵器もちょっと影が薄い……なんて思うかもしれませんが、実はタミヤからはフランス軍の飛行機・戦車・フィギュアなどがちゃんとラインナップされ、第二次世界大戦の兵器図が立体で出来上がっています。この「デヴォアティーヌ D.520」は、ドイツ軍のフランス侵攻時唯一メッサーシュミットBf109に対抗できる優秀な戦闘機ではありましたが、配備数が少なく戦局を変えることはできませんでした。少ない数でドイツ軍の航空機相手に奮戦したD.520はエースも輩出し、このプラモはそんな彼らの機体を再現できる激アツな内容です。マーキングもトリコロールや鮮やかな赤などすごく色使いがカッコよく、やっぱりフランスの美意識ってあるんだな〜と勝手に思ってしまいます。

▲ル・グローン少尉とポンテイン准尉、ブトン准尉というエース搭乗機のマーキング3種類付属
▲クリアーパーツをのぞけばD.520のランナーは2枚!マッチボックス遊びも可能!
▲あなたが……エース?確かに、どことなく表情に余裕が見えます
▲コクピットパネルのメーターやスイッチの刻印も綺麗です

 D.520を組んでいきましょう。飛行機模型のスタンダードな構成&少ないパーツ数だったので「53分」で組み上がりました。

▲エースが入ったキットですから、ぜひ乗せたいですよね!
▲コクピットが出来上がったら、胴体で挟み込みます
▲主翼パーツに被せるように胴体を接着!
▲飛行機模型のテンションが上がる途中地点「士の字」!ここまで25分
▲フラップの上げ下げを選択できます。僕は下げの状態で組んでみました
▲できた!機首の形状がユニークですね〜。戦後1953年くらいまでフランス空軍で使われていたようです

 そしてこのD.520やシトロエン11CVの脇におけるアニキたちがあなたをまっています。

▲ランナーは1枚!パイロットスーツ姿のフィギュアと、コート姿のフィギュアがランナーに納められています
▲パイロットスーツ姿は、頭部を2種選ぶことが可能です
▲1/48スケールの小サイズだけで、ディテールもメリハリがあってかっこいいです
▲ワンパッケージでこの風景!素敵ですね〜

 最後に津川洋行のシーナリーマットを敷けばパッケージのような雰囲気に!一つの箱の中にこんなに素敵な要素が詰まっているので、ぜひこの週末楽しんでください。僕はこのプラモ見ながらワインを飲んで過ごそうと思います!それでは!!

▲フミテシが好きなお酒。「ル・カノン ルージュ」。フランス 北ローヌにて日本人醸造家・大岡弘武氏が生み出した素敵な自然派ワイン(2017年以降のル・カノンは醸造家が変更)。価格は約2500円〜。気取らずグビグビと飲んじゃうのが僕の酒の楽しみ方
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フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。