やっぱりこのプラモは僕の冒険心に火をつけてくれた。ドイツレベルのランドローバー シリーズIII。屈強なデザインと足周りを見るだけでドキドキしてくる。こんな車に乗って仲間と旅に出たらどんなに楽しいだろうか? ニッパーでパーツを切るたびに心が躍る。模型が目の前にあるのに僕の頭の中は旅の準備でいっぱいだ。
シリーズIIIで旅をする。きっと荒野や気候の厳しいところに行っちゃうんじゃないか。そんなとき「バブアー」があれば安心かな。同じ英国できっと相性も良いはず。肌寒さや急な雨も君に任せるよ。
長旅になるかもしれない。でもパンツは1本で済ませたい。そんな時はやはりリーバイス501XXだ。XXの名は伊達じゃない。丈夫さと自分の体になじんだ着心地で旅をサポートしてくれるに違いない。旅で擦れた姿はきっと旅した後の自分のように良い顔になってるよね。
靴は旅にとって重要な要素。どんな場所に行くかわからない。できれば疲れたくもないしね。ワークブーツの代名詞「レッド・ウィング」。屈強でカッコイイ。狩りだってできる。そしてもう一度言うけどカッコイイ。強くてカッコいなんてずるいよね。ラフアウトレザーは中に水がなかなか入ってこないから、防水スプレーで皮を守っておけば旅はもう安心。僕の足元をサポートしてくれる。
やっぱりスニーカーもないとね。旅で街に出たら軽快に遊びたい。飲み屋をはしごしたい(飲酒運転はだめよ)。ニューバランスのスニーカーは疲れとは無縁なんだ。M993。こいつとも早く旅をしたいな(最近買った)。
模型は作ると心を動かしてくれたり、さらにもっと知りたいと行動にまで移してくれる本当に素敵なものだと思っています。旅だけじゃなく、同じものが好きな人で仲間ができたり、子供がニコニコして寄って来たり。人の心を動かしてくれるものです。同じ模型でも作った時の感情は十人十色。作っている時に何を考えたのか? そんな話をするのも楽しいですよね。ドイツレベルのランドローバー シリーズIIIは僕の冒険心を焚きつけてくれました。あなたがこのプラモを作ったら……ぜひお聞かせください。
一日も早く本当の旅ができる日が来ることを願っています。
■ドイツレベル 1/24スケール ランドローバー シリーズIII 本体価格4800円(税抜き)
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)