内藤あんもの「棚からひとつかみ」/みんな大好きシトロエンのアレ。

▲小さいよ!すげえ小さいよ!!

 さて今日はちょっと変化球。スケール的にもアイテム的にも普段作ってる戦車模型に近いけど、こいつはそうじゃないんです。nippperにも何度か登場しているお馴染みのクルマ、シトロエン11CV。タミヤの1/35、1/48と製品があるため模型界隈ではやたら有名になっちゃった乗用車ですね。そう、こいつは軍用車じゃない。乗用車なのです。1/72の乗用車のプラモ。

▲パッケージだけでもシトロエン臭はガッツリするんですが商品名はあくまでトラクシオンアヴァン11CV。察しようじゃないか。

 こんなフレンチの洒落たクルマをミニスケールで出してくれてるのはウクライナの模型メーカー、エースモデル(ACE Model)。1/72の軍用車両(戦車以外にも装甲車や軍用トラックなどなど)を多く発売してるメーカーですね。マイナー車種や各国スタッフカーなど、王道じゃないラインナップを見てるとワクワクします。僕はミニスケールはそこまで興味がないんですが、このテの車輛はヒコーキモケイと合わせて楽しめるので時々買ってるのです。

▲箱は珍しくキャラメルボックス(横がぱかっと開くタイプ)じゃない。説明書はコピー紙みたいなペラっとしたのが入ってるんだぜ……

 キットは東欧メーカーお馴染みの簡易インジェクション。最近そんなんばっか作ってるな……。ランナーは2枚とサイズにしてみればパーツも多い気が。バリも多かったりディテールもヌルっとしてたりもしてるけど、パーツ割もそんな悪くなくてデッサンも良好。そもそもこのキットはちょっと古い製品ではあるので現行商品ならもう少しパリっとしてるのかもしれない。今度買ってみようかなー。

 ほら、組みあがるとちゃんとシトロエン11CVに見える。ボンネット回りがパーツ割のせいでちょっと荒れ気味なのでちょいと磨いたりディテール作り直したりするとシュっとするんじゃないかなー。ボンネットやスペアタイヤが取り付けられたリアトランクハッチ辺りに隙間が空いちゃってますが、若干シャシーが反ってるだけでぎゅっと押し込めばわりとピタっと合います

 それよりもここまでの工程でカーモデル(言い切っちゃうぞ)なのに大切なパーツが入ってない事に気付く人もいると思われるのですよね。

▲説明書に描かれている謎のテンプレート。

 はい来ました酒飲みポイント。乏しい英語読解力を駆使しなくても分かるよ!コレをテンプレートにして透明プラバンを切り出せって事ですね?! マジですか? マジなんです! それどころかキットに透明プラバンすら入っていないという……おつまみで用意したお惣菜のフタ使うかな…接着どうすんだ(以下略

 前回のKPのD.510とツーショット。実は先日ブワーって完成させていたのだ。1/72の戦車や装甲車と合わせるのもいいけど、1/72フランス機の横にちょんと置いたりするとオシャレな情景が出来るんじゃないでしょうか!その為には車内を塗装して件のガラスパートの処理をしたあと…となるわけですなあ…。まあ、いうてもそういった手強さも楽しむのがモケイってもんです!そんじゃまた。

エース ACE UA72273 [シトロエン 11CVスタッフカー](ヨドバシ.com)

内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。