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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。全てのバランスがちょうど良い戦車模型の名俳優「タミヤ III号戦車L型」をレビュー!!

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は「模型としてのバランスが本当に最高な戦車」なIII号戦車L型をピックアップ。キットは「タミヤ ドイツ陸軍 III号戦車 L型」をご紹介します。

 III号戦車はプラモデルになると「ちょうど良い大きさ」「戦車らしいかっこよさを存分に楽しめる」「フィギュアと一緒にいてもすごく馴染む」という、本当に模型のためにあるような戦車です。主役にもなるし、脇役にもなれる……。何個作っても楽しいのです。タミヤより新発売となった「ドイツ軍用サイドカー KS600」と添えても絶対に楽しいでしょう。

 III号戦車L型は、増加装甲としてスペースドアーマーを装着して防御力を強化、主砲も長砲身50mmとなっていてIII号戦車バリエーションの中でも最も完成されたタイプと言われています。戦いの進展によって強化された姿をこのパッケージだけで楽しめます。

 IV号戦車やティーガーIなどに比べて圧倒的に足回りがシンプルなのもありがたいのです。とは言っても転輪は複数作ることに変わりはないのですが、少ないってだけで花金の気分が向上するのです。

 ここまでできたら、ビールを飲んだりお茶を飲んだりしましょう。車体から生えているトーションバーも1本1本貼りますので、それなりに手数は多くなります。

 嬉しいのがベルト履帯。プラ用接着剤で接着が可能で、塗装も出来ます。両端を接着して、ぐるんと転輪に巻き付ければ〜〜。

 足回りは完成なのです! パーツ表面のモールドも美しく、とても引き締まって見えてかっこいい!

 砲尾もこのように表現されています。砲塔のハッチを開けて作った時にちらりと見えるのがまた良いのです。ハッチを閉じると全く見えなくなります。

 主砲の周辺を囲うゲージのようなものがスペースドアーマー。正面にさらに増加装甲を着けられますが、写真のように着けていない車両も存在しました。砲塔の下の前面装甲にも増加装甲が取り付けられています。

 フィギュアは現在のような3Dモデリングで作るられたものではなく、手原型のもの。軍服のモールドなどがしっかりと彫刻されていて、メリハリあるかっこいいフィギュアなのです。

 そしてこの目つき……「やったるで……」感が半端ないです。このアニキが乗るだけで、全ての戦車がやる気に満ち溢れてしまいます。アニキの力ってすごい!

 最後に個人的に超おすすめポイントとしてあげたいのが、このキットは「木綿の糸」を使わずに牽引ロープが作れることです。糸に接着剤を塗ってプラパーツと接着する工程が地味に苦手で、ついつい後回しにしちゃったりするのですが、このキットにはその必要はございません。途中でブレーキがかかるような組み立てが無いのも最高なのです!

 発売から約30年になる本キットですが、今でも十分に楽しめるポテンシャルがある素晴らしいプラモです。さまざまな戦車模型と組み合わせて遊べるので、ぜひ新作の「機関銃チームセット」や「ドイツ軍用サイドカー KS600」の脇に添えて楽しんでみてください。それでは!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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