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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。戦車模型の最高のスタンダードを「タミヤ 1/35 ドイツ軍III号戦車N型」で味わおう!!!

 ▲タミヤの1/35スケールIII号戦車は、「ちょうど良いサイズ感」、「パーツ数」、「完成後のかっこいいスタイル」が楽しめるという3拍子揃った最高の戦車プラモですよ!

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今日はこれから戦車模型を始めてみたい人にもピッタリの「タミヤ 1/35スケール ドイツIII号戦車N型」をご紹介します。

 III号戦車は足回りや車体の構成がシンプル。それゆえ、プラモの構成も難しい部分やトリッキーな組み立てなどが無く、戦車模型組み立てのスタンダードを味わえるプラモになっています。どんどん形になっていくので、最高の週末を過ごせますよ! それでは行ってみましょう〜〜。

▲今回紹介するIII号戦車N型は、先週紹介したII号戦車よりもぶっちゃけ組みやすいですぜ!!! どっちも良いキットだから一緒に作って欲しい〜〜〜
▲このパッケージアートが最高なんです……。戦車の重厚感とアニキのかっこよさにクラクラ

 このパッケージイラストを見て、僕は冬季迷彩という塗装が大好きになりました。タミヤのIII号戦車N型のイラストはジャーマングレーの退色感と、現地でベタベタと塗ったであろう冬季迷彩の応急塗装の雰囲気がめちゃくちゃ出ています。ぜひ店頭で実物を見てもらいたいイラストです。そしてレジへGOだぜ!!!!

▲箱を開けると超かっこいい金属砲身やグリルなどのエッチングパーツが最初から入っています。こだわり派なアニキも大満足
▲パーツもキレイ! パーツ数も少なめ。言うことなしです!!

 ドイツ軍 III号戦車N型は、第二次世界大戦のドイツ軍を代表するIII号戦車の最終生産車タイプです。初期のIV号戦車やIII号突撃砲と同じ「短砲身7.5cm砲」を搭載した姿が特徴的です。
 短砲身なことにより、よりギュッと詰まったスタイルになるので戦車としてのまとまりも良く、僕はIII号戦車の中でこのN型が一番好きです。このキットはドイツ軍がソビエトと戦った「東部戦線」から2種、砂漠での激闘である北アフリカで使用された状態1種の合計3種のパターンを選択して作ることができるのも嬉しいです。ですので、1個作って気に入ったら、違う仕様もお代わりしちゃってくださいね!

▲「砂漠の国のアニキ」。北アフリカ仕様のアニキは、腕の選択で2種のポーズを作ることができます。今回は銃を上にぶっ放している「アニキ Ver.突撃」で組んでみます
▲東部戦線のアニキは、定番のドイツ戦車兵スタイル。彫刻がいいですね〜〜

 戦車の仕様が3種選べることもあり、それに搭乗するアニキも3パターン用意されています。砂漠の国のアニキは右腕が選択式になっていて、ポーズ違いを選択して作ることができます。

▲そしてこの車両はマーキングがとってもおしゃれ!! どのパターンを選んで作ってもおしゃれマーキングを楽しめるのもおすすめポイントなんです

 戦車のかっこよさをさらに引き立てるのがマーキング。ナンバーや部隊マークなど様々なものが存在します。その中でもこのキットのマーキングはとってもかっこいいものばかり。マンモス、トランプの絵柄が特に最高です。このマークが施された車両たちはどんな部隊なのか? と言うこともキット内の冊子で解説されています。

▲転輪が少ない!! これって戦車模型でめっちゃありがたいんですよ

 戦車模型で何個も作らなきゃいけないのが転輪です。転輪パラダイス&複雑な足回りの車両を作っていると、1日で足回りしか組み上がらなかった〜〜なんてことがあります。しかし!! III号戦車自体がドイツ戦車の中でも転輪少なめ。そしてキットがサスペンションなども含めてシンプルな構成なので安心してください!!

▲40分くらいで両サイド組み上がりますよ。このシンプルイズベストな構成があるから、多くの人におすすめしたいんです
▲砲塔内の装填部も一部表現されています。砲塔のハッチを開けた仕様で作った時に、チラッと見えるのがかっこいいです
▲砂漠の国か雪国か。あなたはどっちのアニキと旅に出ますか?
▲約2時間半で組み上がりました! 足回り、車体上部、砲塔と全て難しい組み立てはないので、楽しいの連続を味わえますよ
▲奥のII号戦車よりも一気に戦車らしくなるIII号戦車。完成後は15.4cmと、机の上に置いていて本当に気持ちの良いサイズ

 完成するとデカすぎず、小さすぎずな絶妙な大きさになります。これもおすすめなポイントです。かっこいいし、どこか愛嬌があるんですよ。「タミヤ 1/35 ドイツ軍III号戦車N型」は、楽しい組み立ての連続で戦車模型の面白さと、完成後の満足感をたっぷりと堪能させてくれます。まさに最高のスタンダードプラモです。ぜひこの週末、この戦車模型で花金の向こう側である土曜日へ駆け抜けてみてください!! それでは〜〜。

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フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。

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