週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今日はこれから戦車模型を始めてみたい人にもピッタリの「タミヤ 1/35スケール ドイツIII号戦車N型」をご紹介します。
III号戦車は足回りや車体の構成がシンプル。それゆえ、プラモの構成も難しい部分やトリッキーな組み立てなどが無く、戦車模型組み立てのスタンダードを味わえるプラモになっています。どんどん形になっていくので、最高の週末を過ごせますよ! それでは行ってみましょう〜〜。
このパッケージイラストを見て、僕は冬季迷彩という塗装が大好きになりました。タミヤのIII号戦車N型のイラストはジャーマングレーの退色感と、現地でベタベタと塗ったであろう冬季迷彩の応急塗装の雰囲気がめちゃくちゃ出ています。ぜひ店頭で実物を見てもらいたいイラストです。そしてレジへGOだぜ!!!!
ドイツ軍 III号戦車N型は、第二次世界大戦のドイツ軍を代表するIII号戦車の最終生産車タイプです。初期のIV号戦車やIII号突撃砲と同じ「短砲身7.5cm砲」を搭載した姿が特徴的です。
短砲身なことにより、よりギュッと詰まったスタイルになるので戦車としてのまとまりも良く、僕はIII号戦車の中でこのN型が一番好きです。このキットはドイツ軍がソビエトと戦った「東部戦線」から2種、砂漠での激闘である北アフリカで使用された状態1種の合計3種のパターンを選択して作ることができるのも嬉しいです。ですので、1個作って気に入ったら、違う仕様もお代わりしちゃってくださいね!
戦車の仕様が3種選べることもあり、それに搭乗するアニキも3パターン用意されています。砂漠の国のアニキは右腕が選択式になっていて、ポーズ違いを選択して作ることができます。
戦車のかっこよさをさらに引き立てるのがマーキング。ナンバーや部隊マークなど様々なものが存在します。その中でもこのキットのマーキングはとってもかっこいいものばかり。マンモス、トランプの絵柄が特に最高です。このマークが施された車両たちはどんな部隊なのか? と言うこともキット内の冊子で解説されています。
戦車模型で何個も作らなきゃいけないのが転輪です。転輪パラダイス&複雑な足回りの車両を作っていると、1日で足回りしか組み上がらなかった〜〜なんてことがあります。しかし!! III号戦車自体がドイツ戦車の中でも転輪少なめ。そしてキットがサスペンションなども含めてシンプルな構成なので安心してください!!
完成するとデカすぎず、小さすぎずな絶妙な大きさになります。これもおすすめなポイントです。かっこいいし、どこか愛嬌があるんですよ。「タミヤ 1/35 ドイツ軍III号戦車N型」は、楽しい組み立ての連続で戦車模型の面白さと、完成後の満足感をたっぷりと堪能させてくれます。まさに最高のスタンダードプラモです。ぜひこの週末、この戦車模型で花金の向こう側である土曜日へ駆け抜けてみてください!! それでは〜〜。