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究極の塗らない車模型を目指して。組み立てるだけでハイエンドな仕上がりになる「フジミ模型 車NEXT」

 接着剤を使わなくて、使いたかったら使っても組めて、さらに付属のシールを貼るだけでかっこいい車模型をお出迎えできるという選択肢があるのも、今の車模型のトレンド。その双璧が「青島文化教材社 ザ☆スナップキット」と、今回ご紹介する「フジミ模型 車NEXT」です。

 少ない工具で組み立て可能、プラスチックの色によって車のカラーを表現、細部の色分けはシールを使うというこの3つのコンセプトは両者とも共通。異なっているのは、青島は「手軽さとコレクション性の追求」で、フジミは「手数が多くてもより細部までディテールを追い求める」ということでしょう。

 それでは今回のテーマ「フジミ模型 1/24 車NEXTシリーズ No.9 EX-5 トヨタ FJクルーザー(ツートンオレンジタイプ)」を見ながら、フジミ模型の車NEXTの特徴を見ていこうと思います。まずはシャシー裏のディテールです。めちゃくちゃ細かなディテールが彫刻されています。フジミ模型は艦船模型でも超微細なディテールを得意としているので、車のシャシー裏もこれだけ攻められます。完成後には見えない部分ですが、長く車模型を愛している人にとっては、裏側もひとつの顔。そういう要望に応えられるだけのクオリティになっています。

 車模型のライト表現は、飛行機の模型のキャノピーの塗り分け&接着のように、完成までの道のりにおいてストレスがかかってくる部分。車NEXTではあらかじめ色付きクリアーパーツをセットすることで、塗装せずとも実車の雰囲気を味わえるようになっています。

 そのライトパーツの内側表現や、インテリアの色分けはシールで楽しめるようになっています。

 シールの中でも特にお気に入りだったのがリアのランプ。クリアーパーツの内側にメタリックのシールを貼るだけで、シールならではの均一なメタリック感により美しい仕上がりになります。他の車模型でもランプのシールだけでもつけて欲しいな〜なんて思えちゃうほどです。

 インテリアにシールを貼ってみると、ここまで色分けできます。綺麗な黒の成型色と相まって、高級感ある雰囲気に仕上がりますね。

 他に窓枠シールも付属。こちらは紙製ではなく薄いシート状のシール。これを窓のクリアーパーツの内側に貼ることで、窓枠をまるで塗装したかのように色分けできます。ちょっと貼り方にコツがあるので、別途違う記事で紹介しますね。

 同じランナー(プラスチックのパーツが繋がった枠のこと)でも黒と銀があります。これはパッケージの見本仕様(銀)で組むか、カスタム仕様(黒)で組むかを選択できるようにするために、2枚のランナーがセットされています。

 組み立ては接着剤を使わないで、プラの嵌合だけでパーツを固定していけます。この嵌合が見事で、ほとんどのパーツがストレスなくはまっていきます。

 各部位ごとにプラスチックの色である「成型色」で色分けしているので、このようにランプの内側にシルバーのパーツをセットし、クリアーパーツないの奥行きも表現しています。

 ステアリングが切れるギミック、細部のディテール&色分け表現にもチャレンジしているのでパーツ数は多いです。組み立ても1日かかりました。しかし、その完成した姿には大満足! ツヤツヤに成型されたボディパーツの美しさには特にうっとりしてしまいました。組み立てるだけで「ハイエンド」な仕上がりが約束されている「フジミ模型 1/24 車NEXTシリーズ」。ぜひあなたの好きな車種を手に取って組んで欲しいです。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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