

タミヤ最新戦車模型の「タミヤ ミリタリーミニチュア レオパルト2 A7V」についている「けん引ロープ」がとってもすごい。戦車には必需品とも言える装備で、ガチガチの硬そうな塊の上を走るロープは模型のアクセントにもなっていてかっこいいのです。これまでは「紐」が入っていることが多かったのですが、昨今のタミヤの戦車模型は繊細な「プラ成型」でこのけん引ロープを表現してきます。最新のレオパルト2 A7Vのキットはまさにその最高レベルと言える仕上がりなのです。
よく見てみると、長いロープが2パーツに分割されています。この分割がまずこのロープのポイントです。

ティーガーIや10式戦車でもロープをプラスチックにする、というのはまれにあったのですが、それは1パーツでつくられていました。ロープの構成が平たいので、プラスチックに設計しやすいということも一因でした。

ではレオパルト2A7Vはどうか、ということをプラモデルから見ていきましょう。まずは車体上面にストレート部分をつけます。ダボが大きく、接着しやすくてうれしい。

車体後部はカーブしていて、下部のフックにひっかけてから車体に取り付けます。そうすると……おおっ、端がキレイにストレート部分と合わさる位置に!!!

合体!! ロープが重みをもちつつ車体後部の空中を回って車体上部にくっつくの、本当にお見事。端の重なり具合もとてもよくて、流し込み接着剤で溶かして着ければ合わせ目もいい感じに溶けて目立ちません。

空中を曲がって通るけん引ロープ。タミヤは位置が正しくなるように、ロープの重さが感じるような造形になるように、うまく分割したプラスチックのパーツを用意してきました。合わせ目も目立たないように、最小の分割にしてきたわけです。

これまでの紐のけん引ロープを作るのがちょっと苦手でした。タミヤに自分の苦手を見透かされたような、手を差し伸べてもらったことがうれしいような、そんな気持ち。ということで難なく牽引ロープを攻略して、レオパルト2A7Vが完成です!

緑一色でも金属や履帯の色が迫力を足します。レオパルト2のシルエットはやはりぎゅっとしていて最先端の戦車という感覚を覚えるんですよね。私が現用戦車のトレンドだという顔をしてます。

履帯、エッチングパーツ、牽引ロープ……。現代戦車模型の基本をすべてさらって、これができたころにはタミヤどころか、他社のキットだって作れるでしょう。正直、もう一個組みたいぐらいの気持ちよさと成功っぷりでした。この重厚なバランスを持った立体が、あの平たいランナーから立ち上がってきたんだよなぁ……。みなさまもこのチュートリアルで奥深いキット、レオパルト2A7Vを組んで、MMシリーズだけでないAFVの世界へと進んでください。