
週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週はタミヤの最新戦車模型「1/48 ドイツ連邦軍主力戦車 レオパルト2 A7V」をご紹介します! アメリカの戦車「M1エイブラムス」と共に世界最強戦車の一角を担っている「レオパルト2」の最新バージョンを、およそ3時間で楽しめる最高のプラモデルです。

本キットに先んじて一回り大きい1/35スケールでキット化された「レオパルト2 A7V」。1/48スケールは、細部を突き詰めた1/35スケールとは異なり、ボリュームある現用戦車というモチーフをいかにして「多くの人がストレスフリーで楽しめるようになるのか?」というアイディアが特盛されています。もちろんタミヤの誇る精度や精密感も共存しています。

このパーツ。昨今のSFメカデザインもびっくりなほどSF味を感じる砲塔上部のパーツです。こちらには細かなフックやハッチ類、滑り止めが一緒に成型されています。さらに荷物まで柔らかなディテールで彫刻されているのです。「ひとパーツにどこまでの要素を盛り込めるのか? そして盛り込んだ方が組み立てやすくなるのでは?」というアイディアの練り込みが何度もされたであろうこのパーツを見るだけで、このキットは只物ではないなと思わせてくれます。

戦車模型を何個か組んでみると、「意外と小さなパーツを複数作る」という局面に出会うのです。このスモークディスチャージャーの類なんかは、キットによっては1個ずつ切り離して、綺麗に接着することを求められたりします。そして正直めんどくさいです。そんな「戦車模型のめんどくさい」にも完全に寄り添った設計が各部に施されています。

転輪を接続するバーも車体下部のパーツと一体成型。足が生えているとよく僕は言ってしまうのですが、これを見ただけで「今日は足回りが完成しそうだな〜」と思えてきます。まさにパーツの中で出来ている部分が多いプラモデルって、心がワクワクしてくるんですよね! パーツを見て「出来てる!」って叫んじゃうのもそれです。


大きなパーツ同士の接着フォローも完璧です。車体は箱を組みように各面を貼り合わせていくのですが、ずれないように中に桁が入ります。


めっちゃ細かいところかもしれませんが、今回一番感動したのが車体前方のライトとライトカバーの構成。枠と各部位が一緒に成型されていて、まさに出来ているのです。これを車体側からピヨっと伸びている棒と溝に合わせると、見事にシンデレラフィット。細かなパーツの取り回しもなく、一撃でライトが完成します。最高でした。


履帯も起点となる穴が空いているので、ずれずに綺麗に貼っていけます。足回りがぐらつかない戦車プラモは良いプラモ! 両側30分で完成しました。


OVM(車外装備品)の多くも車体と一緒に成型されています。牽引ロープは、車体側に成型されている上面と、リアの方に流れてくる部分を接着することで1本のロープにします。ここもシンデレラフィットすぎる快感ポイントです。

パーツの細分化ではなく、圧倒的なまでの彫刻表現とアイディアで組みやすを向上させ、さらに組み上がると1/48スケールとは思えないほどの迫力と精密感ある塊となる本キット。現用戦車模型の中でもおそらくナンバー1とも言える組みやすさを確立したと言っても過言ではありません。間違いなくハッピーな週末を過ごせるプラモデルなので、ぜひ今すぐゲットしてくださいね! それでは〜〜。