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何度でも言いたい「タミヤ戦車模型の小さな革命」/プラモデルに入った糸の話

 戦車模型には「糸」を使うシーンが登場します。プラスチックでも金属でもなくいきなり「糸」が入っているのです。これは戦車に装備されていた牽引ロープを表現するためのもの。糸は柔軟に形を変えられたり、車体のディテールにも沿わせて密着させたりしやすいので採用されてきました。この写真も説明書通りの長さに切ってプラ用接着剤で貼ったものです。組んだだけで良い感じに見えますよね。それはタミヤが昨今工夫をしてくれたおかげだからです。

 こちらが糸のパーツ。そう、最初から金属色をイメージした色になっているのです。昔は白い糸が入っていて、それを模型用塗料で塗る必要がありました。その時にいかにも糸と思えるような毛羽立ちや、塗りムラなどが起きたりして大変でした。でも今は、最初から牽引ロープをイメージした色の糸が入っているので安心。塗る場合も、少量のウェザリング塗料などを塗ってあげるだけで、雰囲気ある見事な牽引ロープになってくれます。

 またカットした先端もほつれにくくなって、とても使いやすくなりました。今でもちょっとだけ糸パーツは作ったり貼ったりするのはめんどくさいのですが、色が変わって品質も向上した今の糸は昔に比べたら格段に使いやすくなっています。過去のキットの再生産の時にもこの糸になってくれたらうれしいなーと勝手に思っています。そのくらい気に入っている、タミヤ戦車模型の小さな革命なのでした。おしまい。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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