

プラモデル売り場でバイクコーナーに行くと、全力でかっ飛びそうな洗練された見た目と、それを達成するためのエンジンから生えているパイプに心を惹かれながらも「作りたいけど難しそうだな」と思うことがあります。
ついつい塗装のことを考えながら、多分ここのパーツはこうなってて、組み立てるときはこうで……なんて想像すると、「やっぱり買わなくていいかな」とその前を通り過ぎがち。しかし、思い切って買ってみました。というか「塗らなくていい」と決めて買う。タミヤの1/12 ドゥカティ 1199 パニガーレS、こんなに複雑な形状の乗り物がどうプラモデルになっているのかという謎は、買ってみないとわからない。

箱を開けて見ると、白、黒、シルバーとクリアーの4色のプラスチックのランナーが出てきます。思ったよりもパーツが少ないのと、細かなパーツもあまり見当たらない。タミヤのプラモデルであればパーツの精度も高く作りやすいという、信頼と組み合わさって、作りたい気持ちが一気に高まりました。2014年発売ということで、これくらいの発売時期のバイクのプラモデルを作ったことがないというワクワク感もありました。
最初に作るエンジンは、手のひらにゴロンと乗る大きさ。大きなエンジンを組み立てるという楽しみはバイク模型ならではだなといつも思います。「バイクの心臓部を一番最初に作るというのは、組み立ての手順として正しい」と勝手に決め付けたくなるような、高揚感のある時間です。

その中でも1199 パニガーレSはエンジンに絡みつくようにくっつくエキゾーストパイプの立体感が非常に面白い。「イタリアのイケてるバイクってこうなってるんだ!」という驚きと、それをビシッとした精度で組み立てさせてくれるタミヤの優しさ。それにエンジンを組み立てに白、黒、シルバーの三色のプラスチックを使うので見た目に楽しい。
エンジンが作り終わったらそれにくっつくメインフレームを取り付けます。バイクってエンジンを抱き込むようにパイプフレームを取り付けるプラモデルばかりかと思っていました。こうやってブロックごとに構成されたユニットが合体するパターンもあるのか……という驚きのおかげで、すでに「買ってよかった」という気持ちです。エンジン、メインフレームとユニットごとに組み立てて、くっつけて行く組み心地は独特で楽しく、このまま快適に進められそうです。