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タミヤがビッグスケールで刻んだHONDAの歴史。1/6オートバイシリーズのCB750F

 内燃機関の歴史をプラモデルというメディアに刻み続けているタミヤ。1981年に発売された1/6スケールのCB750Fは、実車が3度目のマイナーチェンジがされた約半年後に発売された特大キットです。2024年のいま手にすると、時代性がパッケージングされた遺物みたいな佇まいを感じます。

 「凄ぇエンジンをつくったヤツがイチバン!」という時代に思いを馳せるべく、説明書の手順をすっ飛ばして真っ先にエンジンを組みました。ブロックとヘッド、マフラーとカバー、メッキパーツの光沢コントラストが大変豪華。模型力がとんでもなく高くて「HONDAの築いた歴史」をビシバシ体感できるマスターピースとも言えましょう。

 「年末年始はデカいプラモを」という雰囲気でチョイスしたタミヤのビッグスケールモデル。とんでもデカいうえに豪華そうな予感でポチッたのだけども、予想以上にとんでも凄かった。まず箱で「うぎゃー!デカいー!」と爆上がったうえ、ミラーが見切れるほどデカく描かれたバイクに爆笑。そしてキットの価格がお手頃すぎるのが謎。デカい箱に歴史がミチミチにつまっているというのに。再販キットで小売価格が当時のままだから? タミヤのまごころ? 40年前の紙幣価値も体感できて「日本、なんだかんだ頑張ってきてるじゃん」と国民としての自己肯定感が上がるのでスグ買った方がいいプラモです。

 箱を開けると上等な整えで収められたパーツとランナーにグッとくるのですが、いの先に目に飛び込んできたのがウィンカーとテールランプのレンズ。本物も同じく樹脂製なので「コレはもう補給品パーツの模型として完成しているのでは!?」とまた笑ってしまった。組まなくても楽しめるプラモデルの上位種だ。「TUBELESS」と誇らしく刻印されたタイヤもビッグスケールゆえ、ホイールにはめるとエアボリュームができちゃうので「タイヤの模型」として完成している。

 とはいえ組みたい欲もムクムク湧くわけでして。流し込み接着剤や瞬間接着剤など今のマテリアルを用いれば苦も少なく組み上げられるレジェンドキットです。ただ、パーツがいちいちデカいので、目に入るモノと手感がずっと「慣れないなー。慣れないなー(笑)」という特異な感覚がありましたが。

 デカさと合わせて組んでいて気付くのがその堅牢さ。サススプリングを入れ、金属製のインナーチューブをボルトオンしていくのでフロントまわりは特に堅牢なのですが、ウィンカーとかもやけに頑丈です。ぶつけてもビクともしない。ほら、通常の1/12スケールなら繊細な扱いが求められるウィンカーまわり、それがやけに頑丈で笑っちゃう。でも、ミラーには気をつけた方が良さそう。実車でも転倒させてスグもげるのがミラーですからね。

タンクやリアフェンダーを組み立てる前に1/12スケールのCBR1000RR-Rと並べてみました。写真ではぜんぜん伝えきれないビッグスケールっぷり。このニヤニヤが延々と続くご機嫌なプラモデル、年に1度ひとつは組みたい1/6バイク模型ですね。後はタンクやフェンダーを塗装して楽しもうかと考えています。何色にしようー!

 このキットが発売されたという1981年の年末は1/72メカニック・モデルのガンダムとシャアザクが店頭で飾られていた時期。ガンプラ熱が爆発キッズの自分らはそれ見て「すげー!リアルー!」と仰天していたのですが、棚の上に鎮座していたデカい箱の中身はとんでもない事になっていたのですね。なんか俺、大人になれたんだな。と実感する2024年の年始プラモでした。

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