

タミヤのトリケラトプス情景セットのパッケージには唐突に魚とカエルと両生類(?)が描かれている。付属しているって書いてあるのだからおかしくないね。イヤおかしいよ、なんで?情景セットだからジオラマが付くのは知っているけれど箱画のどこにも水はない。大きさを比べるにはちょっと小さすぎて不適切な気もする。オマケのラプトルの食事として咥えさせるの?なら咥えた状態で描けばいいのでは?謎は深まるばかり。我々探検隊は箱を開け、組み進めていくことにした……。

プラモデルを組みなれている我々にとって恐竜本体を貼り合わせていく作業はお手の物だった。トリケラトプスの大きな体躯も流し込み接着剤を別に用意した面相筆に含ませて合せ目にあてがえば一気に長い距離にツーっと行きわたらせることができる。接着剤付属のハケよりも穂先に含ませられる量が多いので大きな部品の接着には一本用意しておくといい。
早々に恐竜の組み立てを済ませ、リーフペーパーを使った植物や、岩、枯れ木と小物も揃えジオラマベースへ配置していく…説明書にはついに魚とカエルと両生類が登場。両生類(サンショウウオ?)お前独立した部品じゃなくてジオラマベースに直接彫られている子だったのか!そしてこの四角く区切られたプールみたいな凹みが池だとでもいうのか!

怒涛の急展開に戸惑いを隠せない我々であったが、ここにきて困惑はピークを迎える。 「なんだ……この透明な板は?」

そう、川の表現はジオラマベースの凹みで終わりではなかったのだ。水面を表現するためのカット済み透明板(PET製?)が用意されていた。透明素材は接着剤がはみ出すと目立つので川のほとりの岩でベースと挟みこむようにして直接接着剤が触れないように配慮されている。


箱画で見た限りでは「2体並んで立っているな」くらいの認識だったラプトルも「下を向いているのは水面を覗き込んで魚を狙っているポーズだったのか!」と明らかになっていく……。

箱画からは解らないけれどトリケラトプス情景セットには水面が再現されている!謎をひとつ暴いてしまった。けれど安心してほしい。「実際に作ってみなければ解らないこと」はまだまだたくさんある。例えば説明書の完成写真と同じ風にして撮ったこの最後の写真、実は説明書通りに作り進めるとこうはならない(!)。「説明書の完成写真はこうなのに」だ。説明書の指示は1例ですとでも言わんばかりの態度だ。完成写真の姿にたどり着くだけでも説明書との違いに気づき、ちょっとした謎解きをしていくことになる。
謎が謎を呼ぶ…でも「作れば解る」ようになっている。組み立て解いてくサスペンス。次はあなたのその手で謎を解いてほしい。