
「この休みに作ろう!」と息巻いて用意したキットにいざ手をつけてみたら肝心要のプラモデル用接着剤が思ったより減っていた……プラモデルを1個作るのには十分な量は残っているんだけれど、ハケがとどかないくらいの残量。ビンを傾けたりして無理やり使えなくもないけれど、あと数パーツで完成ならともかくここから1個作り切るにはちょっと不自由が過ぎるんじゃない?買い足すにしたってこれが夜ならもうお手上げ、浅い時間帯でも近くにお店が無かったらもうおあずけ。通販だって届くのは早くて翌日……。

そんな悲しいことが起こらないように自分は接着剤用に筆を一本用意している。繊細な塗り分けを要求される塗装用とは違って安いもので十分足りる。接着剤のビンの底まで余裕で届くのでとどくので最後の一滴まで使い切れる。

付属のハケより含みがいいので一度に流し込める量が多く、大きめの部品接着に便利。小さな部品の時はビンのフチでしごいて含ませる量を調整すればいい。穂先が乾いてしまっても接着剤に浸せばすぐにほぐれる。
そんなこと言われたって、困っているのは今この瞬間。ハケがとどかない残量だって気付いたのは「今」だし、そんな都合よく接着用に転用できる筆を常備したりなんかしていない。「次からそうすればいい」ってアドバイスは今この瞬間には役に立たない。今を何とかしてほしいんだよ!今日、今、この休みの夜にプラモを貼りたいんだよ!ドラえも~ん!

「ハイ、つまようじ~」フタからハケを引っこ抜いて爪楊枝を挿せばビンの底まで届くハケの完成。つまようじによってはやたら緩かったりするのでマスキングテープを巻くなりして調整するといい。キュッと挿すだけでビンの底までとどくようになるのだ!
実は先に紹介した「接着用に筆を用意すると便利」って記事を書いていたんだけど、よりにもよって書いてる最中にその筆を紛失してプラモが貼れないという夜を迎えて結局自分もつまようじで事なきを得た(オイ)。その場しのぎの方法だけれど爪楊枝ならだいたいどこの家にもあるので、広くオススメできる。もうテクニックですらない。プラモ知恵袋だなコレは……。そんじゃまた!