

普通の人のプラモが作りたいなら「ミニアート」だ。ウクライナのこのメーカーは、兵隊以外にもちょっと昔の街の人や働く人をプラモ化している。彼らを置くだけで、戦いではない「日常」になるから、普通の景色を作りたい時にはとってもありがたいラインナップなのだ。

ちょっと昔だけど、服装というものはず〜っと巡り巡っている。だから1940年頃の服やデザインは、今の世の中にもたくさんある。僕も古いワークジャケットやミリタリーウェアなんかをよく着ているから、ミニアート味ある姿で生活している時もある。そんな風に考えると、1930年から1940年代と記されたこの「市民ドライバー」のプラモも、結構幅広く合わせても良いじゃんって気分になる。プラモのコーディネートには、そういう視点や考え方もあるのだ。
市民ドライバーの箱絵のように塗ったら、ノスタルジーになるかも知れないけど、この服装で最近の流行色や、かっこいいデカールをシャツなんかに貼ってみると、途端に現代の人になるだろう。「武器を持っていない人」というのはそれだけ汎用性があるのだ。だから街に出て景色を見てみよう。

僕が作ったテンポA400も、第二次世界大戦後には商用バンとして使われたりして、日常の景色を彩ったそうだ。まさにそういう車にピッタリ。野菜を運んだり、野菜を買いに来たような人の様子が作れるかも知れない。



乗る人の雰囲気が変われば、その車の雰囲気も変わる。街で見る風景でもそうだと思う。プラモも車と添える人によって、その車の雰囲気や景色を激変させられるのだ。あとは僕たちがイマジネーションを膨らませる番だ。
