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ゴジラの大きさは「踏み潰されるものたち」が教えてくれた/ポーラライツのジオラマモデル

 三角スケールというものがあります。三角柱のものさしで6種類の縮尺が異なる目盛りが刻まれている道具です。たとえば、1/200の縮尺の図面でここは実際どれくらいなんだろうか……という使い方をします。

 私たちの趣味で縮尺と言えば1/35、1/72、1/12、1/25、1/144、1/700、人それぞれ慣れ親しんだ縮尺があると思います。スケールを揃えて遊ばなきゃいけないなんてことはないんですけど、スケールを揃えると大きさの違いがはっきりと感じられて楽しいですよね。1/144スケールで18mのガンダムはもうなんとなく手に残ってるので戦車の小ささとか戦闘機の意外な大きさとかなんとなくわかる人が多いはずです。ガンダムでいうとどれくらいかわかるガンダムスケールですね。

 というわけで(というわけで?)ポーラライツさんから発売された1/144ゴジラを作っていきましょう。

 もう箱からデカい……。ゴジラ超デカい……。デカい箱のおもちゃってそれだけでしびれますね。写真はまともに撮れないんですけど。

 1/144スケールは色々なもので発売されていて比べるのが楽しみです。箱、開封。ちなみにこの箱はジオラマにもなりますので大事に取っておきましょう。

 ゴロンと飛び出る大きなパーツ。やっぱり大きいプラモは大きいパーツがあると嬉しくなりますね!そしてこの、鮮やかな緑。緑は目にいいですからね。老眼の身には助かります。さあ組み立てて行きますよ。

 なるほど、やっぱり尻尾は大きいですね。丸めてくれているので設置場所が少な目にすんで助かります。住環境に配慮してくれるゴジラ。

 大体二つに割れているパーツを接着剤でくっつけていけばあっという間にゴジラが姿を見せてくれます。ジオラマのような台座も作って完成。大体高さは40㎝。うーん満足な大きさ。電車を咥えた初代ゴジラの力強さが表現されていますね。なにより顔がいい。初代ゴジラの目力が見事に表現されていると思います。

 ゴジラフリークの皆様には周知の事ですが、ゴジラはシリーズによって大きさや造形が異なっています。「怪獣」を世の中に生み出した初代、段々とヒーローとしての役割も増え優しい顔つきになっていく昭和シリーズ、更に平成、エメリッヒ、ミレニアムにシン・ゴジラに他にも沢山。姿はもちろん、大きさだって初代の50mからゴジラアースの300mまで様々です。

 そう、初代ゴジラは50m、当初の目論見にそってガンダムやF-35と比べてみるとこんな感じ。これはちょっと手強そう。付属の戦車も大体1/144ですかね。これは踏み潰されてしまう。ゴジラの中では小さいとはいえさすがの怪獣王ですね。いやー、同じスケールで遊ぶのは実感が伴って楽しいですね、とくにここ、国会議事堂を踏み潰すゴジラかっこいいですね。

 国会議事堂?

 お気づきになられましたか。国会議事堂。高さ65mの国会議事堂中央塔ですよ。ざっくり塔部分だけでも20mはあるはずの議事堂を踏み潰すゴジラ。おかしい?いえ、おかしくはありません。ここに同じ縮尺では味わえない迫力があります。

 同じ縮尺の戦車で大きさ比べるのも面白い。縮尺にこだわらず迫力を表現するのも面白い。一つの箱でふたつの遊び方を教えてくれています。

 私たちは模型で遊んでいます。型を模すると書いて模型。ただその模するべき型とは、必ずしも「正確」なものである必要はないのです。頭の中で思い描いた迫力あるゴジラを模すること。そのためには議事堂の一つや二つ踏み潰してみせる。製作者の心意気の伝わってくるとても楽しいゴジラのキットでした。

編集:国土社編集部
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