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旅客機プラモほど身近で特別なモチーフはない!/ハセガワ ボーイング787

▲実機展示とキッズエリアを一緒くたにしてしまうワンパクな施設。冷暖房完備で父も子もウレしさしかない。シアトル直送のビールも飲める!

 「私はボーイング787と共に育ちました」とウチの子は自身の生い立ちについて語ることができるでしょう。なにそれカッコいい。住まう常滑には中部国際空港があり、子が生まれた時を同じくしてその空港島に787を展示する商業施設『フライト・オブ・ドリームズ』がオープン。機体周辺にアスレチックなどの遊具が設置されてからは良く通うように。なので「本物の旅客機を間近で見れてスゴい!」という感覚はすっかり薄れ、身近な存在となっているのがこのボーイング787初号機です。

▲国際分業体制で製造されている787、胴体と主翼がここ東海地区にて製造されており中部国際空港から北米の組立工場へ空輸されています

 遊具のこなしで子の健やかな成長を垣間見る場ともなっており、最近では「ボーイング787!」とハッキリと固有名詞を示すようになりました。もう、立派に人間だ。ならばなぜ、ここに初号機があるのか?という問いと向き合う機会をつくった今回。ハセガワから1/200スケールでちょうど良いキットが発売されていたので親子モデリングです。この翼は日本でつくられているんだってー。とか語らいながら。

▲自分にとって未知すぎるジェットエンジンの構造をザックリ示してくれるナイスなパーツ構成。エンジン後端のギザギザがまさに787

 初手のビス締めでまずギョッとします。ヒコーキ模型では尻もちしないように機首にオモリを入れるのが通例。でもこのキットでは同封のビスがオモリとなっています。模型でよく見られる精密ビスではないのでごく普通の+ドライバーが必要です。意外なところはこれくらいで、流し込み接着剤(速乾)と普通のプラモ用接着剤でどしどし貼って組んでいけるキットでした。

▲精密ビスではない本気のビスが箱にゴロッと入っていて「なにごと!?」となりました
▲「思っていたよりデカい!」がこのキットのウレしいところ。主翼全幅が30cmオーバーでなかなかのボリューム

 ボーイング787の先進的な特徴となる炭素繊維複合材でつくられた主翼。従来機と比べて細く長く、そして尖ったフォルムをこのキットではより感じられました。そして飛行時には反った状態になるのですが、キットの主翼も程よく反るのでその機能に思いを馳せれます。炭素繊維複合材も大括りいえばプラスチックの仲間。プラモデルが「しなる」ことがリアルに近いという稀なケース。

▲787に搭乗した際、気流のはげしさで主翼がグワングワンしなるのを目の当たりにしてギョッとしたのですがプラモでも再現できる
▲デカールが美麗かつ立派。貼るのにプレッシャーあるけど俺はANAにしたいんだー!

 パーツを切ったり貼ったりは親子モデリングで楽しみましたが、シメの水転写デカール貼りは大人の時間だ。ヒコーキ模型としてはデカい方なので当然、デカールもデカい。怯える。でも、デカール貼りの必殺の如意棒ことハイキューパーツ『デカールスキージー』で水抜きしていけば堂々のゴール! デカいデカールはしっかり水抜きすればマークフィットなど軟化密着させる必要はありませんでした。心配性で隅にマークセッターをチョンとつけておきましたが。nippperにはデカールを貼るのに心強い記事がいくつもあります。一読してもらって貴方も堂々のゴールをしてほしいです。是非。

▲中古国際空港のある伊勢湾へテイクオフ。プレコー光沢仕上げのテカリ具合にグッとくる!

 子が今年で6歳になりますが、その間幾度も目の当たりにしたボーイング787初号機。正直いってプラモデルとして楽しめる気がずっとしませんでした。戦闘機の方がカッコ良くてアコガレ強いじゃないですか。でも、ヒコーキとして世界の超人技術者らが知恵を結集しているモチーフなので特別でしかない。しかも、自分らもその翼に乗れる。そしてその時は、特別な機会でしかないハズ。次に787に乗る時はどこに行く時なのだろうか。それともウチの子が単身、787に乗って旅立つのだろうか。 そんなリアルな思いを馳せれる最高のプラモデルでした。

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