プラモにのめり込むのは私か、義父か/タミヤ・イタレリ ドイツ 8輪重装甲車 プーマ

 妻から「ウチのお父さんが旅客機のプラモデル作りたいんだって」と聞いたのは昨年末のこと。プラモ作る雰囲気ゼロだったお義父さんが……?
 私はいてもたってもいられず、勝手にキットと道具一式を贈呈すべく模型店へと車を走らせました。私もスケールモデルの経験は無いのですが、接着剤やニッパーの使い方はアドバイスできるはず。見つけたのはハセガワのボーイング787-8。本当は自分用も購入して一緒に作りたかったのですが、残念ながら在庫は1箱だけ。

 でも旅客機じゃなくても何かスケールモデル作りたくなってきた……と、顔を上げた先にあったのが、このプーマでした。なんだか後ろが長い、変わった形の戦車だなあ。でもなんか可愛いなと思い、いっしょににレジまで持っていきました。
 家に着くともうボーイングそっちのけで箱を開けて説明書をチェック。ミリタリー知らないマンの私には、〈各部名称〉のイラストがとても親切。よくよく読むと8輪駆動ってすごいな……。前と後ろに運転席あるの!?
ここでようやく、自分が買ったのは戦車ではなく装甲車であることに気付きました。

 速乾タミヤセメント(流し込み)を傍らに製作開始。大きくもシャープなパーツで車体を組み、フェンダーを取り付けてからは、小さな部品を車体にどんどん取り付けていく流れ。接着の手がかりが少なく戸惑う部分もあり、位置決めしやすい接着剤も用意すべきだったな、と苦笑い。
 それでもパーツたちがピタピタ吸い付き合うように形になっていき、足回りの密度が急上昇していく頃には「もう完成するまで寝ない」マインドに踏み込んでいました。この感動は、スナップフィットのキットしか作ってこなかったからこその物でしょうか。

 やがて完成した、人生初スケールモデル。成形色のグレーがカッチリした印象ですが、正面から見るとなんだか顔が優しいんですよ……。いとおしいです、このプーマ。よし、ボーイングを贈る時、このプーマも持って行こう。なんならちょっと自慢しよう。
 お義父さんはプラモにハマってくれるだろうか。私はすでに、次の戦車を買いに行きたくなっていますよ。

ジョナ
ジョナ

1986年生まれ。東北の住みよい街にて、のんびりとプラモデルをいじる日々を送っている。ファレホLOVE。