

マンハッタンにそびえ立つたくさんのビルの間を歩いていると、突如として異様で巨大な物体が目に飛び込んできます。第二次世界大戦で活躍したアメリカ海軍の航空母艦、イントレピッドです。大戦後、ベトナム戦争にも参加したこちらの空母は、1974年の引退後は海上航空宇宙博物館としてニューヨークはハドソン川に浮かんでいます。展示しているものも多様で、艦上には様々な戦闘機、ヘリコプター、そして巨大なスペースシャトルまでもが展示されています。AFV以外のほとんどのジャンルの実物をたくさん見ることができるわけです。

入場料を支払い甲板に登ると、たくさんの戦闘機・ヘリコプターが置かれており圧巻の光景。実物を見ることがほとんどない戦闘機の前に立つことで、その質感や大きさがリアリティを持って伝わってきます。普段はあまり考えずに貼っているデカールも、実際に実物を見ると意味を持ってそこに貼られていることがわかります。

個人的に面白く感じたのがキャノピー(窓)です。一部の戦闘機のキャノピーは透明ではなく、青く塗装されておりコクピットの中が伺えないようになっています。機密保護のためなのか保存のためなのか理由はわかりませんが、キャノピーを青く塗る、というのは模型制作でも使えそうです。コクピットのことを考えずに一気に組んでしまいたいときは、あとでキャノピーを青く塗りつぶしてしまえばいいのです。「これは展示されている機体ですよ」という設定にすればコクピットの塗装を考えずに模型を楽しめます。

館内の格納庫にもたくさんの戦闘機が展示されており、中でもいちばんかっこよかったのが翼を畳まれたコルセア。特有のカーブした翼がユニークです。模型を通して知っていたこの機体ですが、やはり実物を見るとテンションが上ります。

表面のツヤ感や汚れ具合など模型製作に活かせる知見がたくさん得られますが、一番大きいのは模型製作のモチベーションがもらえること。帰国後さっそくハセガワのコルセアのプラモデルを購入しました。ニューヨークを訪れた際はぜひこちらの博物館に立ち寄ってください。