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人も荷物もモリモリのトラックがすぐに作れるプラモデル/ルビコンモデルのシボレー WB 30cwt

 ボックスアートの兵士がバルーンアートみたいなのっぺりとした見た目で、結構不安だったんです。しかし箱を開けてみたらこの顔のキレの良さ。ホント最高だなと思いました。ルビコンモデルのイギリス軍 シボレー トラックは1/56スケールということで170㎝の男性なら3cmくらいになってしまう世界ですが、兵士も車もどっちも最高でした。

 プラモデルの世界で人間というのは本当にすごい役割を担っていて、このデザートシボレーだって運転手がハンドルを握っていれば「走っているんだな」って思いますし、すぐそばに突っ立ってる人がいれば「止まっているんだな」と感じます。それに服装だって熱いところなら半そで短パン。寒いところなら長袖のジャケットを着ているというわけで、乗り物の場面を定義してしまう強さがあります。その点、このルビコンモデルズのシボレートラックはバリエーション豊富なフィギュアで舞台設定までばっちり提供してくれているのがとてもうれしい。

 それでいながら一体化したフロント部分のパーツが最高なんです。ここにライトだとか、丸めたシートだとかいろいろと盛っていくのが本当に楽しい。パーツが細かすぎないからか、あっという間に終わります。

 シボレートラックを組み立てていて、とても良いと私が思ったのは復水器のパイプを取り付ける箇所がしっかりとくぼんでいるところ。しかもピッタリあうので本当に気持ちいい。実車もくぼんでいるということはなさそうなので明らかにプラモデルの組み立てやすさのための設計だと思いました。

 そうそう、シャーシと荷台とフロント部分の3つのユニットにうまく分けられていることに途中で気づきました。こうやってしっかり区分けされていると塗装をするときに、それぞれのユニットごとに塗ればいいわけなので、塗料が届かない! なんていうこともなさそうです。ユニットごとに塗装して、貼り付けて、最後に全体の雰囲気を整えるといった手順がイメージできるのがとてもいいです。

 本来は砂漠を走るのが役目な気がしますが、同じ砂つながりで、砂浜を走るような陽気な色に塗装してみたいと思います。ドライバーを乗せる場合は先に手にハンドルを接着して乗せないとちょっと大変なので、そこだけ気をつけてください。

クリスチのプロフィール

クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。

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