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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。タミヤの戦車模型の魅力が凝縮された「タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.259 ドイツ陸軍 クルップ プロッツェ 6×4 3.7cm対戦車砲牽引型」

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は一箱にタミヤミリタリーミニチュア(以下タミヤMM)の名作がふたつもセットされた楽しいプラモ「タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.259 ドイツ陸軍 クルップ プロッツェ 6×4 3.7cm対戦車砲牽引型」をご紹介します!

 このプラモ、かつてシリーズNo.104の「クルップボクサー」(1978年発売)という名前でラインナップされていた第二次世界大戦のドイツ軍用トラックに、シリーズNo.35の「ドイツ37mm対戦車砲」(1974年発売)をコンビにして、2003年に発売されたプラモです。昔のキットのパーツだけでなく、新規パーツやフィギュアを追加して、火砲の牽引用として使用されたKfz.69軽砲牽引方クルッププロッツェを再現しています。

 こちらが車両のパーツ。手前側が1978年のパーツたち。奥が2003年のパーツたち。新旧パーツを組み合わせて作ることで、過去の名作がアップデートされるのです。

 こちらがドイツ37mm対戦車砲のランナー(パーツが収まっている枠のこと)。パーツをよ〜く見れば各部の造形からノスタルジーを感じますが、ちょっと離したらそれもわかりません。車両に牽引されるアクセサリーとしての活躍には十分すぎる出来栄えです。

 嬉しいのが車両に搭載したり、兵士に装備させるアクセサリーの成型色(プラスチックの色)が緑なこと! ジャーマングレーの成型色にこの緑が入ることで、見事なアクセントを産んでくれます。一気にそのまま組んでも最高の世界を楽しめます。

 緑とジャーマングレーが織りなす世界〜。たった2色ですが、アクセサリーと主役たちの色が分かれているだけで、密度感が強調されて車両の上により豊かな世界が構築されます。

 2003年に追加されたパーツは主に後部座席とフィギュア。後部座席のシートのパーツが大トロ。素晴らしい造形で、硬いトラックというモチーフの中に柔らかさをプラスしてくれます。新規パーツはどれもしゃっきりしているので、レジェンドキットを見事にアップデートしてくれます。

 しかし、過去のパーツもとても素晴らしいのがこのプラモの良いところ。リヤアスクルのこの密度感なんて最高! フロントアスクルは左右にステアリングを切れる仕様にもなっています。

 人、ユニークなデザインのトラック、ちょうどいいサイズの火砲をひと箱で楽しめる見事なバリューセット。タミヤMMの楽しさが高い濃度で楽しめます。組み立ての大変なところはほとんどありません。組み上がるとなかなかのボリュームにもなるので、達成感も味わえますよ〜。ぜひこのキットで兵隊さん達が見る花金の向こう側へと行こうじゃありませんか!! それではまたね〜。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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