ハチロクと言えばパンダトレノのみなさんにとって、「白黒の塗り分けが必須じゃん」というのがプラモ的なハードルだと思います。しかしこのプラモ、ボディ側面の下半分が塗装済みです。それだけじゃない。カーモデルでしんどいところナンバーワンである窓枠とかウインカーも仕上げてある。あなたがやることは、組み立てだけなのです。ラッキーだね。
>ホビコレ MONO 1/32 オートモービルキット トヨタ スプリンタートレノ AE86 ハイテックツートン(白&黒)
サイドウインドウはオープン想定なので窓は前後が一体、サイドは後ろ半分だけ用意されています。リアウインドウの電熱線がめっちゃシャープに印刷済みなのが目立ちますけども、ワイパーも黒く塗ってあるのに注目。ちなみにスナップフィット(接着剤を使わなくてもパーツが嵌め合わせられる)仕様なので、「ちょっとカーモデル作りたいな」というときにサクッと完成させられます。
発売当初は説明書の手順通りだとあとから手が入らないところがあったので少々悩んだりしましたが、プラッツさんにメールを送ってみたところ「補足説明図」という形でアフターフォローを入れてくれました。ちゃんとパッケージにもこれを閲覧できるようQRコードが印刷された紙が入っているからみんなもそれを参考にして組もう。
パーツを切ってパチパチ嵌めていくだけのプラモデルですが、ナンバーや各所のマーキングは水転写デカールが用意されています。カッター、ピンセット、そしてマークセッターを用意してチャレンジしましょう。クルマの精密感はナンバープレートでぐぐっと向上しますよ!
組み付けが少々固いところは流し込みタイプの接着剤をほんの0.5滴流すとスルッと入ります(一旦接着されるとあとからバラせなくなるので組み立て順に注意!)。完成すれば手のひらサイズでしゃきっと塗り分けられたパンダトレノが手に入りますし、リトラクタブルライトもパカパカ動くのがうれしい。
そもそもフェンダー周りの塗り分けやリアコンビのクリアーレッド/クリアーオレンジなんかを自分で再現しようとするとそれなりにツールやスキルを要求されます。そういう意味ではこの価格で端正なカーモデルが組み上がるのって結構衝撃的。「部分塗装でもここまでいけるのか!」みたいなベンチマークとしてもぜひ参考にしてください。
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