
いちど落としたら無くしそうなサイズにキュッと小さくなったペットボトルのパーツがあるというだけでだいぶ驚きなのですが、ペットボトルがいい感じに持てるプラモがあるというのも面白いです。
リアル開催のイベントに出展者側で出るなんて超久しぶり。ビッグサイト、パシフィコ横浜、幕張メッセ。どこに行くときだって、最初はそわそわするものの、2日目以降は戦地に向かうソルジャーの気持ち。会社に置いてあるPCやノート、それにコンビニであらかじめ買っておく食べ物や飲み物。いつもよりも多めの荷物をドスっと背負って会場に向かえば、到着するころにはすっかり戦闘モード。
会期中はわっさわっさと人が訪れました。その対応に追われていたら、私も含めたメンバーはみんな夕方ごろにはぐったり。ブースのテーブルの上に腕を載せて、寄りかかったり、腰に手を当てて何とか姿勢を保ったりと、大変でした。

しかしですね、そういったなんとなく立っているポーズからあふれる「タミヤの兵士感」は何なのでしょうか。自然と突っ立っている様子が余りにもプラモ的。「あ、この人ドイツ国防軍の戦車兵っぽい」と視線の向こうの人と頭の中のプラモのシルエットが重なったら最後。次は誰がタミヤポーズになるのか気になって仕方がない。
そんな私も、来場者が去った後に水を飲んでいるとドイツ歩兵セットの片脚に体重をかけるけだるそうな男性にそっくりなポーズを気づいたら取っていました。

というわけで、帰宅して銃の代わりにペットボトルを持たせてみれば、展示会でひと仕事終えた私のできあがり。何も考えずに持たせたせいで、その時代に存在しないはずのペットボトルをドイツ兵が持っているのが面白い。色は設営時に来ていた服をイメージしてみました。
このペットボトルのパーツは、タミヤの「1/35 M1A2 エイブラムス イラク戦仕様」のクリアパーツです。プラモデルファクトリー新橋でバラ売りしているのをたまたま見つけました。銃の代わりにペットボトルを持たせられる兵士はまだまだありそうです。