まだまだプラモでマーヴェリック/ホビーボスのでっかいスーパーホーネットを作るッ!

 特需ですよ特需。トムキャットもイーグルも差し置いて、いまだランキング上位で爆裂上映中の『トップガン マーヴェリック』が飛行機プラモデルの世界に明らかに影響を及ぼしています。模型店に行けば右も左もスーパーホーネット。わかります。俺たちのハセガワも増産体制でなんとか市場にスーパーホーネットを供給しようと頑張っています。しかし目に留まったもんはしょうがない。買ってきましたホビーボスのスーパーホーネット。もちろん複座。飛行機はだいたい複座のほうがかっこいいと思っていますねオレは。

 前がマーヴェリック、後ろがルースター。三角形に入れられた切り欠きがコクピットの壁のパーツをガッチリ受け止めてくれる構造です。大きいとパーツが多そうだな……と身構えそうになりますけど、飛行機の構造自体はわりと少ないパーツで完成します。ハコがデカいのはほぼ武装のせいだ。武装が選べると嬉しいからね。

 爆弾もミサイルもいっぱい。ならず者国家をやっつけろと言わんばかりの装備に加え、劇中でターゲットを補足するために使っていたATFLIRポッド(AN/ASQ-228)もバッチリ入っています。最初武装のランナーを必死で探しても見つからないので他社のキットから持ってこないとダメか……と慌てたのですが、ちゃーんとマーヴェリックしてました。大丈夫。

 機首のブロックはアクセスパネルを開いて中の機器がむき出しになっている様子も再現できます。パネルラインやリベットの表現もなかなシャープでよろしいし、スライド金型を使って下面の金網も歪みなくかっちりと彫刻されているのがホントに偉い。こういう工夫のおかげで、少ないパーツ数でバコンバコン組み上がっていくのがホビーボス製品のいいところですね。バラバラにしておけば再現度高まるでしょ、というのとはひと味ちがうぜ!

 いまにも『トップガン・アンセム』が聴こえてきそうな着陸脚周りもかなり一体化が進んでいますが、深い彫刻で立体的に実感のある造形です。うおお、これはなんか速攻で組み上がりそうな気がしてきた。

 ひとまず胴体周りをざっくり飛行機の形にしてテンションを上げてから、先に吊るしものや細かいパーツをやっつける作戦で行こう……などと戦略を立てます。インテークと側壁のパーツを胴体下面に添えてみると、これがもうバチのピタ。アウトラインがシャキーンとスムーズに繋がるので、まさしくデジタル時代の金型設計の恩恵を受けまくりであることに感じ入ります。

 何より偉いのはちゃんと「トップガン」のマーキングが箱に入っていることっ!「組みやすくてちゃんとトップガンになるスーパーホーネット」というのはいくつか選択肢があるものの、ホビーボス製の1/48モデルは現在比較的手に入りやすい存在です。パーツ構成もしっかり考えられていますから、「こちらを立てるとあちらが立たない」みたいなことにもなりません。でっかいジェット戦闘機を作りたいというそこのアナタ!ホビーボスのマーヴェリック機で飛び込んじゃいましょう。絶対完成させるぞ〜。

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からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。