花金だ!仕事帰りに買うプラモ。誰でも思いっきり楽しめる最高の戦車模型「タミヤ 1/35 M4シャーマン 初期型」

▲タミヤ ミリタリーミニチュア(以下MM)の超定番商品は、ひと箱でこんなに楽しめる!

 週末の模型ライフが楽しくなるプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週はタミヤの超定番にして戦車プラモの楽しさがみっちり詰まった「1/35 ミリタリーミニチュア アメリカM4シャーマン戦車(初期型)」をお届けします!! 第二次世界大戦では欠かすことができない連合軍の主役でございます。タミヤのシャーマンは、本当に多くの人が組んで楽しめる、塗って楽しめる、塗らなくても楽しめると最高のバランスのプラモ。さらにこのキットに一緒に入っている豊富なアクセサリーで、アメリカ戦車のコーディネートも公式が教えてくれます。2台目のシャーマンやアメリカ車両を作る時にここで得た経験がとっても役に立ちます。

▲このキットが発売された時期は、続々とドイツ車両がタミヤMMでリニューアルされた頃でした。そんな時に満を持してM4シャーマン(初期型)が登場となったのです。かっこいい~~
▲No.122のM4A3シャーマンのパーツを一部使用するので、そのランナーが入っています。そのため使わないパーツが結構出るので、見た目以上に使用するパーツは少ないです

 1989年のティーガーIのリニューアル以降、キングタイガー、パンター、そしてIV号戦車と続々とドイツ車両がリニューアル。その流れで、強力なドイツ車両に立ち向かった連合軍のM4シャーマン(初期型)も1995年にプラモ化されました。No.122のM4A3シャーマン(後期型をモデルにしている)が発売されたのは1981年。およそ15年の月日を経て、リニューアルと言ってもいい形で登場となったM4シャーマン(初期型)は、今でも多くの人を楽しませてくれる傑作プラモとして世に放たれたのです。

 第二次世界大戦中に、数多く生産されたシャーマンシリーズの中でも、航空機用エンジンを搭載し、緩やかな傾斜の前面装甲や装填手用ハッチのない砲塔が特徴的なM4初期型。この戦車を約3時間ほどで組み上げることができるプラモです。エッチングパーツや、プラ製の連結履帯を作るシーンもなく、ニッパー、デザインナイフ、接着剤があればだれでも楽しむことができるプラモです。

▲ベルト式の履帯は、グルンとひと巻きすれば完成!! 速乾流し込み接着剤は使わないでください。浸透率が高いので、ベルトがちぎれます
▲白い蓋のタミヤセメントを接着面に塗って~~
▲塗装用の持ち手やクリップでがっちりと固定しておきましょう! 一番最初にこの作業をやっておくと、車体が出来上がった時には接着剤がいい感じに固まっているので、スムーズに巻くことができます
▲僕はシャーマンの丸い砲塔の魅力をこのキットから教わりました。鋳造表現が最高にかっこいいです
▲そしてこのアニキ!!! スタイルもすごーい良い上に、コシをくいッとしているポーズが本当に最高なんです。表情も今見てもかっこいいフィギュアだと思います
▲ホイールの差異を選択できます。左側がプレスホイール。右側がスポークホイール
▲3ピースギヤーハウジングと……
▲1ピースギヤーハウジングも選択できます。ひとつのキットで様々なパーツを選択して組み立てることができます

 あなたのお好みでパーツを選択していくシーンが様々な箇所で登場します。様々なバリエーションが存在するシャーマンならではの楽しみと、あなたの妄想を膨らませたパーツの組み合わせなどを楽しめるプラモとなっています。

▲パーツはピタピタ。シャーシと車体も、接着しなくて良いほどピッタリ重なります。車体の溶接跡のメリハリあるディテールもかっこいいです
▲75mm砲の装填部も少ないパーツ数で表現しています
▲砲塔内部の特徴的なメカ・無線機。完成後はほとんど見えない、作った人だけが満足できる宝物パーツです
▲完成!!! 3時間ほどでかっこいいシャーマンがあなたの目の前に……しかし、このキットはこれだけでは終わりません!!

 シャーマンはシンプルなデザインに、もりもりと荷物や増加装甲、予備履帯を装備している姿がとってもかっこいいです。このキットはそれらのパーツが多数入っています。ただ自由にお使いくださいと言うだけでなく、それらを装着した例もしっかりと掲載されているので、バランスよくかっこよく装備できる方法を初手で知ることができます。シンプルに車体の良さを体感したら、フルアーマー化が待っている……1度で2度おいしいプラモなのです。

▲米軍車両がどんなところに荷物を積んでいるのかを教えてくれるのです~
▲こんなに入ってる……

 そしてアニキ達ももちろんいます!! その数5人!!! シャーマンの乗員数ぴったりであります。

▲No.122からの歴戦のアニキ(中央2人)と、初期型から加わったイケてるアニキ3人のコンビ
▲ひょっこり。5人付属しますが、開くハッチは3つ!! 椅子取り合戦スタートです
▲僕の中でアメリカ戦車兵のフィギュアと言うと、このアニキのイメージが強いんです。開いたハッチに体重が乗ってるこの雰囲気と、動きに合わせた衣服の流れ方が好みです

 成型色もナイスなオリーブドラブなので、このように組み上げただけでも見事なM4シャーマンを味わえます。オリーブドラブのスプレー1本あれば、組み立てた次の日に塗装も楽しむことができるので、まさに花金戦車と言えるプラモです。何度作っても楽しい、初めて作ったら本当に楽しいタミヤのM4シャーマン初期型で素敵な週末を過ごして下さい!!

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フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。