零戦にフロート(飛行機の下についている脚みたいなものです)を付ける改造を施して誕生した、めちゃくちゃかっこいい飛行機があります。それが「二式水上戦闘機」です。日本海軍が飛行場の設置できない島の防空や、飛行場を設置するまでの迎撃戦闘機として開発。これを空戦専用の水上機、すなわち「水上戦闘機」と呼びました。
この「水上戦闘機版零戦」である二式水上戦闘機は、プラモになっても本当にかっこいいモチーフです。流麗な零戦のデザインに、迫力あるフロートを合体させる瞬間はテンションが爆上がりします! 今回は先頃新規デカールを入れて発売されたハセガワの「1/48 中島 A6M2-N 二式水上戦闘機 佐世保航空隊」のキットでその魅力をお届けします!
ハセガワの零戦のキットに、二式水上戦闘機専用となるフロートや台車、爆弾などのパーツが収まったランナーをセット。ハセガワの1/48 零戦は過剰なディテールもなく、美しいモールドと端正な佇まいを楽しめる傑作プラモ。専用のフロートのパーツも、零戦に負けじと美しいのでかっこよさがマシマシになります。
ベースキットの零戦は、コクピットがサクッと組み上がるので、すぐに楽しい胴体や翼の組み立て工程に移行できます。20cmくらいのちょうど良い大きさの飛行機が1時間くらいで、あなたの目の前に現れますよ!
一度組んだら、そのかっこよさに心奪われること間違いなし!!! 普通の零戦では味わえない迫力を堪能できます。キットもとてもシャープでかっこいい傑作なので、二式水上戦闘機を作るならぜひともオススメなキットです!! 他の零戦ファミリーとは一味ちがったかっこよさがあるこの飛行機。マジで楽しいので、絶対作ってください!!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)