

週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週はファインモールドの「1/48 航空機シリーズ 帝国海軍 艦上戦闘機 試製烈風」をご紹介します!

この烈風という飛行機は、零戦の後継機として開発された飛行機。第二次世界大戦時の空事情の進化はとてつもないスピードで進んでいたので、後継機の開発は急務でした。でも零戦や他の航空機を作りながら新飛行機の開発をするほど、当時の日本に体力はなく、烈風の開発は難航を極めます。そんな苦しみのドラマと、この飛行機が前線に出ていたらどうだったのだろうかと思いを馳せるロマンをプラモデルを作りながら味わえるのです。

ファインモールドのプラモデルの説明書は、ほぼ全てのキットに特濃な解説が掲載されています。さらにこの試製烈風の組み立て説明書の各パーツの脇には、三菱重工(株)名古屋航空宇宙システム製作所資料室の協力により、当時の実機資料に記載されていた名称が書かれています。プラモを組みながら、そのパーツがどんな役割を果たしていたのかがうっすらとイメージできるのです。

烈風のパーツを見るとその大きさに驚きます。本当に零戦の後継機なの!? メガ進化しすぎでは?? と思ってしまいます。翼も逆ガル翼になっていて、零戦とは大きく異なるシルエットを形成する要因になっています。


キットは2003年に発売されたもの。パーツの成形はとても綺麗で、モールドのしっかりと刻まれているので、各パーツのメリハリも十分。コクピットも少ないパーツ数ながらも、密度感を楽しめる細かなモールドやリベットが彫刻されています。計器盤が機首側のパーツに固定されるのもユニークな分割です。

1パーツで成形されたパイロットもとてもかっこいい仕上がりで、単品でも欲しくなっちゃいます。同社の零戦にも乗せたいですね。

パイロットの他に、士官と整備士のアニキも付属。隣に添えれば、試製烈風をテストしている雰囲気などが出ていいですね〜〜。体格も日本人体型に仕上げられています。

このキット、ここだけすり合わせをすれば、あとは他の部分は綺麗にパーツが合わさります。主翼下面パーツの内側にある、脚収納庫の盛り上がりと押し出しピンです。これが胴体を主翼に被せた時に干渉します。ですので……。

棒ヤスリでゴリっとやってしまいましょう。これだけでOKです。あとは胴体のパーツに干渉しないことを確認したら、パーツを接着してください。

完成! この伸びのあるシルエットがたまりません。試製烈風のシュッとスマートなエンジンカウルによって胴体のラインも綺麗です。この形まで1時間30分で到達できました。1/48スケールというまぁまぁなボリュームがある飛行機模型が、これだけ早く組めて、かつかっこいいとなれば組まないわけには行かないでしょう!

零戦ニニ型と比較してみると、これだけサイズが異なります。日本の3座の艦上攻撃機クラスの大きさがあります。これだけのボリュームがあり、シルエットも美しい試製烈風。ぜひファインモールドが今新たに展開している零戦や、他のメーカーの零戦と一緒に並べて、楽しんでください。それでは良い週末をお過ごしください。