タミヤの1/72 ウォーバードコレクション No.79 三菱 零式艦上戦闘機五二型(いわゆる零戦)が欲しくなった。無性に作りたくなった。このキットはバリエーションが豊富で4種類もあるらしい。私は近所の家電量販店に走った。そして店頭にあった五二型と二一型をお迎えした……何歳になってもやってることは変わらないな、とふと思う。いま走らせてるのは自転車じゃなくてクルマだけど。
さっそく素組みでパチパチ作ってたら、今度は無性に塗りたくなってきた……でもコクピット色ってなんだ?もちろんこのご時勢、インターネットを検索すれば一発でどんな色か分かる。が、ガンプラやフィギュアが主食である私の塗料ストックにはそんな渋い色はない。残念ながら似たような色もない。んじゃ、いまから買いにいく? でも今すぐ塗りたい!……んじゃ、好きな色で塗っちゃおう!
かの海洋堂の創始者であり、現海洋堂シマントミュージアムビレッジ館長の宮脇修さんも言っている。「ゼロ戦は赤く塗れ!」と。
「この言葉を知っている者は幸せである。固定観念に縛られない自由な発想を得られるであろうから。それゆえに、宮脇修氏の語るかの言葉を伝えよう。」
宮脇さんはアートプラの提唱者でもあり、「プラモケイの組み上がったものはキャンバスである」とも言っている。まさにその通りだ。ここらへんの話は「海洋堂シマントミュージアムビレッジ」のHPにあるブログで閲覧できる。
そしてこの言葉にタミヤスプレーをぶつけると化学変化が起こる。これらの記事にならって常日頃から気に入った色をストックしておこう!やっぱり一発で塗れる缶スプレーが気持ちいい。タミヤスプレーは特色もあって“いろどり”みどり……いや、よりどりみどり。選ぶのも楽しい。
さぁ、気になったプラモを素組みしよう。そして塗りたくなったら好きな色で塗ろう。熱い気持ちが冷めないうちにお気に入りの缶スプレーで気持ちよく!プラモデルはキャンバスだ!情熱の赴くまま自由に作るのだ!