塗りたい色を先に決めて探すプラモの話/タミヤ 二式水戦

 高価な塗装済み完成品は当然ですが、食玩にしてもガチャガチャにしても、クオリティが凄いですよね。細部までこだわったディテールに、繊細な塗装。「その値段でそこまで!?」って惚れ惚れします。間違いなくこれは僕がプラモデルを組み立てるより上手いな、と。
 なにせ高価なレンズのレボルビングボタンとリリースボタン押し間違えてレンズが地面にダイブしたり、PCのメモリ挿入失敗してへし折ったり、高価なものをあっさりと破損する不器用さとウッカリさには自信がある僕ですが、どうしてもプラモデルを作りたい理由があるんです。
 それは、「自分の好みの色で塗りたい!」というもの。

 確かに本物の色のまま小さくなって自分の手元にあるのも、可愛くデフォルメされたミニチュアも悪くはないのですが、心の中では「こんな色の機体が見たい」なんて言う欲望がひしひしと……。しかしオリジナルカラーそれも自分好みのオリジナルカラーが完成品で発売されるなんて言うのは夢のまた夢。なら自分で作るしかないじゃない!という訳で、オリジナルカラーで塗りたいがために頑張ってプラモデルを作ります。

 今回は自分にとって初めての飛行機プラモデル作りということもあり、何を作れば良いのか悩んでしまいました。というのも、僕の場合はプラモデルを作る動機が「作りたいプラモデルがあって、それに色を塗る」のではなく「色を塗りたいからプラモデルを作る」という少し変わったものなので、これを作る!というものがなかったのです。そんなこともあり、スマホ片手にプラモデルコーナーの棚の商品と睨めっこして、作るものを選んで来ました。

 今回作るプラモデルは「タミヤ1/48 二式水上戦闘機」。二式水上戦闘機は零戦をベースに水上飛行機として造られたもので、機体下部に設置されたフロートが特徴的な戦闘機です。選んだ理由は、完成見本とともに「初心者におススメ、サクッと作れてすぐにブンドド出来る」いううようなキャッチコピーが貼られていたので、お店の人のおススメなら間違いないだろうと思ったのです。
 それにお値段も1,000円強とお安い。パッケージによれば、完成すると21㎝もの大きさになるんだとか。手のひらサイズの1/144スケールの飛行機が2,000円するかと思えば、二式水上戦闘機みたいな大スケールの方が安かったり、なんだかプラモデルって不思議な世界ですね。プラモデルを作ってみる前は、プラモデルの値段って大きさに比例するものだと思っていました。

 胴体下部に主フロート、翼端に補助フロートを備えた美しいデザインの二式水上戦闘機。流石は模型店おススメのプラモデルです。不器用な僕でもパパっと組んでササっと形に出来るので、箱から取り出して1時間もすれば手元には二式水上戦闘機の出来上がりです。
 フロートが無いと精悍な零戦そのものですが、フロートが付くと優雅さすらある美人さんに早変わりです。組み立ても終わったところで、お待ちかねの塗装タイムです。この美しい機体を自分好みに塗ってしまいます。

 出来上がったプラモデルがこちら。塗装はラベンダーカラーをイメージ。さわやかな感じのままメリハリが欲しかったので補色のエメラルドグリーンを補色に、アクセントにグレーの3本線を中央の大きなフロートと翼端に入れてみました。これまでに作ったいくつかのプラモデルはピンクとホワイトの迷彩にしていたので、並べた時に派手過ぎずそれでいて変化のある色と言うことで漠然と選んだカラーでしたが、なかなか爽やかに仕上がってニッコリ満足です。やっぱり、自分の好きな色で塗ったプラモデルは最高です。

KAI
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「楽しく作れたらイイ」をモットーに。
普段は夜景撮影のために都内を夜な夜なさまよい歩いてます。