赤いプラスチックで完成まで駆け抜けるカーモデル/フジミ エンツォ・フェラーリ

 赤いフェラーリのプラモデルが欲しい。少年時代に「こち亀」を読んでいた私にとって、スーパーカーと言ったらフェラーリで、フェラーリのボディカラーと言ったらやっぱり赤なんです。

 カーモデルを始めるならやはり赤いフェラーリを作りたい、そんなことを考えながら近所の模型店で見つけたのがエンツォ・フェラーリ。模型店の棚でひと際目立つ真っ赤な箱のフジミ模型リアルスポーツカーシリーズのひとつです。しかも運よく中の見える窓付きパッケージでボディパーツはまさにイメージ通りの色。カーモデルの一番目立つボディを塗装せずに完成させられるなんて、これは買うだけで勝ちが確定しそうなプラモデルです。

 帰宅して箱を開けてみると、赤いボディパーツ以外にもホイール用の銀メッキのランナー(パーツのつながった枠)に、クリアオレンジとクリアレッドのランナー、シャーシ用の黒いランナー、ガラス窓を再現する無色透明パーツのランナーと部品は予想以上にカラフルです。プラスチックのパーツ以外は、デカールに加えて窓枠塗装用にカッティング済みのマスキングシートまで含まれている親切な商品。カッティング済みのマスキングシートがあると、クリアパーツへスプレーを一吹きするだけで窓枠の塗装が終わるのでとくに嬉しい。

 塗装が必要な部品のほとんどは部品単位にスプレー塗装でできるので、リズムよくパーツの塗装と接着を進めることができるプラモデルですが、エンジンだけは塗り分けが必要です。リアウインドウから見えるエンジンがエンツォ・フェラーリのカッコいいポイントのひとつだと思っているのでここは少し頑張っています。少し頑張ると言っても、ボディを塗装しないで残った余力でできるぐらいです。

 フジミのエンツォ・フェラーリのボディは無塗装でもきれいな発色とつやがあり、組み立てるだけでとてもカッコいい。私は完成させたエンツォ・フェラーリを写真に撮り、職場にいるモデラーの先輩に見せてみたら、「うまく塗装できたね」とうれしい一言までもらえましたよ。

いたふ
いたふ

1984年生まれのエンジニア。プラモデルは家族が寝てから製作開始の社会人モデラー。