「ワールドサッカー ウイニングイレブン!」
冬休みや夏休み、昼夜逆転どころか1日起きて1日寝るみたいな生活を私に強いるウイニングイレブン。金土日だって、友達の家でウイニングイレブン。友達の友達とウイニングイレブン。ババンギタ/スピード99、オリセー/シュート力99、ナイジェリア尖りすぎ、ウイニングイレブン。
ウイニングイレブンは一度ハマると危険なゲーム。とにかく面白い。学校中で大流行りで、もうグループとかクラスとかか関係ない。絆を生むコミュニケーションでした。ウイイレ、すごい。そしてその影響は体育のサッカーの授業にも。そう、ゴールパフォーマンスだ。機関銃をぶっ放すバティストゥータ、弓矢を放つロビーキーン。輪になって踊るセネガル代表。みんながエースストライカーで国の代表。特定の選手のみに用意された象徴的な動作がかっこいい!と思ったりしたものです。
マスターボックスのイギリス空軍のパイロット達にも、そんな男が一人。
両手を何やら天に向かってあげていますが、この手はそれぞれ自機と敵機を模したものでしょうか。飛行機が着陸し、降りてきた彼が空戦の状況を伝えているようです。それを聞く二人と犬。いい風景です。そして「マスターボックスらしいな」と思う、細かなパーツをこれでもかとつけることで生まれる密度の高さ。
あと、マスターボックスの男達は顔がいいです。飛行機に関わるフィギュア達のいいところは、コックピットに乗り込んでいないときはほとんどのものが戦闘中ではなく、終わった後や乗る前のどこかリラックスした風景を描いているところ。そのおかげで飛行機が着陸しているときは、パイロット達は何をしているのかとかそういう情景が膨らみます。
両手を飛行機に見立てて空の様子を話す男性とそれを聞く二人、駆け寄る犬。
こんな風景があったのだなと感じさせる十分な風景ですし、この男達だけでも絵になる様子が本当に最高ですね。これ。Amazonだとちょっと売り切れてしまっていますが、似たような雰囲気作りが得意なのはICMの1/32のシリーズがそうです。