タミヤの缶スプレーって面白い。タミヤの缶スプレーはプラモと連動して新色が出たりするからスペシャルな色がラインナップされています。あの名車、あのチームカラー、国の色と様々です。ですので、今回は思いっきり俺のプラモに主に名車やチームの色を塗って、プラモをドレスアップしてみたぞ! 戦場にいるみんなもこの色を纏えば一気にチェンジ! 色の力で遊ぼうぜ。
タミヤから発売しているカルソニックスカイラインGT-R(R34)のカルソニックブルーをイメージした「ブリリアントブルー」を纏ったケッテンクラート。全日本GT選手権の星野、影山ドライバーのパワーが乗り移ったかの様な攻めの走りをこのケッテンクラートにも期待したい!
僕はコーラルブルーという色と出会って、戦車模型をコーラルブルーで塗ってから、そのモチーフとは全く関係ない色を塗って遊ぶ楽しさを知ってしまいました。そして実際にある「かっこいい色」というものが模型に塗られるとどんな雰囲気を醸し出すのかもこの遊びでイメージできる様になりました。
かつてマシーネンのファルケをアディダスのサッカースパイクの配色(最近のサッカースパイクはカラフル)で塗った時、マシーネンの原作者でサッカー大好きな横山先生が「これアディダスだね。サッカーやモータースポーツの色を取り入れるのはとても良いよ。戦う色でありチームとして心をまとめる色だからね。」とアドバイスをくれました。なんだかあの時の自由な気分が僕自身の中にも戻ってきた感じがします。
僕はこの1色で塗られたプラモだからこそ味わえる世界にちょっとはまっています。タミヤが作るスペシャルな色はどれもかっこいいんです。パワーのある色はモチーフを別の世界へと連れて行ってくれます。いつも見ているモチーフが、色が変わるだけで全く異なるものに見える。だから塗装は楽しい。
実物のように塗る、綺麗に塗る、細かく塗り分ける……塗装はそれだけじゃない。1本のペンで紙を真っ黒や真っ赤に染めた幼少期の様に、プラモだってあなたの好きな色1色で塗ったっていい! そして自分で色を塗った模型は、やっぱり自分の中で特別なものになるよね。
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)