

アルゼンチン対フランスのサッカー史上に残る激闘で幕を閉じた2022 FIFA ワールドカップ カタール大会。「ここまでレベルの高い大会もなかなかないぞ!」と思えるほど、僕を毎晩夢の世界へと連れて行ってくれました。
国同士のプライドがぶつかり合う試合を見ていると、その国のことが僕はもっと知りたくなります。特に大好きな模型で、その国のモチーフに触れたいと。決勝以外のベストゲームとして僕の中に刻まれた「フランス対イングランド」において、偉大なるキャプテンのもとに躍動するイングランドイレブンの姿は、僕に一つの船を手に取らせました。それが「タミヤ 1/700 イギリス海軍 E級駆逐艦」です。

イングランドを代表するエースストライカー「ハリー・ケイン」(調べてみてね。2018年大会では得点王になり大英帝国勲章が授与されています)のキャプテンシーに導かれた今大会のイングランドイレブンは、僕の中でとにかく「美しいチーム」に映ったのです。まさに船長(キャプテン)と共にワールドカップという激流を突破せんとする若者とベテランの融合は、ピッチ状で一つの船のように見えました。その姿は、普段イギリス艦、外国艦のプラモを作らない自分に「普段作らないプラモを作って、よりイギリスの一面を見てみよう」と一歩踏み出させてくれたのです。



パーツ一つ見ても、日本の船とは形もディテールも違います。まさに各国のサッカースタイルのようです。「これが魚雷で、これが機銃……ゴムボートもある」とランナー(プラモのパーツが繋がっている枠のこと)を見ると次々と出会いがあります。
わからないものでもちょっと一歩踏み込んでみると、プラモになっているモチーフは僕たちを必ず楽しませてくれます。だって、誰かが「プラモにしたい!」と思って世に送り出されたモチーフなのですから、必ずどこかに楽しい部分があるんです。だから気後れすることなく、かっこいいと思ったら手に取っちゃいましょうね。サッカーも攻める時は攻める!! 自分の感情でプラモのゴールを決めちゃいましょう!! GO!!!



組み上がってみると、僕がよく作ってきた日本海軍の船とは全くシルエットが違くて新鮮。艦首から艦橋にかけてのレイアウトに優美な印象を受けました。そしてこの船は第二次世界大戦において、ドイツと激闘を繰り広げたビスマルク追撃戦や日本とのマレー沖海戦で活躍するというストーリーもあるとのこと。これをきっかけにイギリスの海の物語もじっくりと楽しんでみたくなりました。
サッカーとは全く関係ない「艦船模型」だけど、僕が好きなものという点でサッカーとプラモはリンクしています。自分の中の好きが繋がることで体感できる景色がまだまだあると、イングランド代表が教えてくれました!
ハリー・ケインがPKを外しフランスに敗戦となる中でも、「俺たちの偉大なキャプテンはこれまでに何度もPKを決めて、勝利に導いてくれたんだ」とキャプテンを全員で讃えるイレブンの姿を思い浮かべながら、僕は今日も英国をプラモで感じようと思います。