
GSIクレオスが発売している、ほぼ無臭で乾燥前なら希釈や筆の洗浄が水で行えるエマルジョン系塗料「アクリジョン」。環境に配慮し、リビングでも塗装できるという良い点があるのですが、少々癖があり様々な方法が試されてきました。しかし、遂にアクリジョンの最高のパートナーが誕生したのです。それが「水性サーフェイサー500」です。サフの500番というとザラザラになるでしょ!って思ったそこのあなた! この水性サーフェイサー500はそんなことはなく、ラッカーの500番よりも目が細かいです。実際水性サフの1000番を使ってみると、ラッカーサフで言う1500番くらいの感じがあるので、水性サフ1000番を基準とした500番になっているのかもしれませんね。とにかくこの500番、水性塗料筆塗りに激ヤバの性能を発揮します。あのアクリジョンが泣いて黙ります。

水性サーフェイサー500は、使う前に本当によく振ってください。番手が大きいサーフェイサーはこれでもか!ってくらい振らないと中身が撹拌されません。


本当に? って思う方がいると思うので、俺の中でアクリジョン1の暴れん坊★殿「イエロー」で勝負してみます。ここでグレーとか塗ってもつまらんでしょ! イエローが塗装できたら他の色だって余裕です。

アクリジョンをより塗装しやすくしようと生まれたのが「アクリジョン ベースカラー」です。白やグレー、緑など基本色のベースもラインナップされています。これをサフの上から塗って、さらにアクリジョンを塗れば最強なのでは……。早速行きますよ。

まるで紙に水彩絵の具を塗っている感覚に近いです。サフの絶妙な凹凸に塗料が染み込んでいくように色が染まっていきます。塗料がだら〜っと流れていくようなこともありません。厚塗りにもならないのでアクリジョン特有のボンド感(木工用ボンドを薄く塗っている感じ)が全くありません。

次はこのベースイエローの上に光沢のイエローを塗ります。他の塗料でも光沢の黄色は怖くて筆塗りしたくないです。



光沢塗料を塗ると光の反射でどうしても筆ムラや塗料が厚くなってしまったところが目立ってしまいます。そこでツヤを整えつつ、見映えを良くしてくれるがnippperでもお馴染みの「水性プレミアムトップコート つや消し」です。水性なのでアクリジョンとの相性も良いです。


アクリジョンは乾燥後はウェザリングカラーでスミ入れや汚し塗装も可能です! なので、筆塗りと相性抜群の汚し表現も思う存分楽しむことができます!!! やったぜ!!!


水性サーフェイサー500を塗装した上からアクリジョンを塗ると、まるでアクリジョンを塗ってるとは思えない体験ができます。遂に、アクリジョン最高のパートナーが現れたのでした!! ほとんど無臭でこれから筆塗りが楽しめますね!!! さぁ、アクリジョン筆塗りの新時代・開幕です!!! 水性サーフェイサー500、マストバイッ!!!!