

組んで遊べて意外とおもろいハセガワの10円ゲームシリーズに「レーシングカー」が加わりました。10円入れて左右のレバーを弾いて盤面の穴から10円が落ちないようにコントロールし、ゴールまでたどり着いたら景品がもらえるレトロなゲーム機ですね。実物見たことないわ……と思ってたけど近所の玩具店の軒先にあってびっくりしました。

すでに発売されているベースボール、特急ゲームと金型は同じで、盤面のシールや景品のパーツでバリエーション展開するいかにもプラモデルらしい商材なんですが、今回はおまけパーツが奮っています。透明なランナーに光線銃とソフトグライダーが彫刻されていることに仰天。ハセガワがひさびさに飛行機の金型を彫ったと思ったら、まさかの零戦(たぶん52型)ですよ。

当然ソフトグライダーなので胴体ワンパーツ、主翼ワンパーツでカチッと組み合わせるだけの超単純な造形なんですが、それに貼るおまけシールがなんだか涙ぐましいほどに緻密です。カットラインは入っていないので自分でデザインナイフを走らせて切り抜き、ていねいに貼ってあげましょう。ちなみにめっちゃ難しいです。

10円ゲームは「もう組んだもんね」と思いながら完成させましたが、このソフトグライダーがめっぽう嬉しい。最近のハセガワが自動販売機やゲームのプラモデルに込めている遊び心(そもそも自動販売機やゲーム機自体が遊び心を感じさせるのに、そこに毎度ひねりのあるおまけを新規で追加するオモテナシ)がエモい。

完成した筐体の上にちょこんと零戦を置くと、なんとも微笑ましい光景が生まれます。組み立てる面白さ、実際にミニチュアの10円玉を弾いて遊ぶ面白さ。そこにおまけのバラエティでさらに楽しい気持ちをブーストしてくれるプラモデル。みなさんもぜひ組んで、友達と遊んでください。小さいのにゲームでイライラする気持ちは原寸大だから、想像よりもずっと楽しいのです。