
先日、無塗装で組み立ててそのフォルムに惚れ直した、アオシマの「アンクエルション Y33 シーマ ’96」。あのままでも十分にカッコよかったのですが、やはりVIPカーたるもの、とびきり妖艶で、見る人をハッとさせるようなボディカラーをまとわせたいですよね。
そこで今回は、ガイアノーツの塗料「プリズムパープルグリーン」を使って、見る角度によって紫から緑へと色が変わる、極上の「ちょい悪カッコいい」塗装に挑戦してみました!

目指すは、夜の街に溶け込む幻惑の輝きです。今回行うのは、いわゆる「3コートパール塗装」。黒い下地の上に、特殊な偏光パールの層を重ねることで、見る角度によって色が移る奥行きのある表現を目指します。

まずは下地作り。ここで使うのは、GSIクレオスの「GX2 ウイノーブラック」。これをボディ全体にしっかりと吹き付け、ツヤのある漆黒に染め上げます。この黒が深ければ深いほど、上に乗せるパールの発色が際立つのです。

黒い塗装が乾いたら、今回の主役、ガイアノーツの「プリズムパープルグリーン」の登場です。この塗料は「偏光パール」といって、光の当たり方で色が変わる特殊な粒子が入っています。

コツは、一度にドバッと吹かずに、薄く希釈したものを、フワッ、フワッと何回も重ねていくこと。
黒かったボディに、ある角度では怪しげな紫が、別の角度では鮮やかな緑が浮かび上がってくる様子は、塗装していて本当にワクワクします。

最後に、ガイアノーツの「Ex-クリアー」をたっぷりと吹き付けます。パールの粒子をクリアー層で閉じ込めることで、塗装面に深みが生まれ、濡れたようなテロテロの輝きが生まれます。


乾燥後、組み上げたシーマをご覧ください。正面から見ると、深みのあるミステリアスなパープルに見えますが光が当たった部分を少し角度を変えて見ると鮮烈なグリーンに色が変化するのです! 紫と緑。この二色が複雑に絡み合うことで、アンクエルションのエアロパーツの立体感が強調され、ただならぬオーラを放っています。一見すると黒塗りの高級車、でもすれ違いざまに紫や緑の怪しい光を残して走り去る…。そんな大人の遊び心と、「ちょい悪」な雰囲気が同居した、最高のY33シーマが完成しました。この「色が変化する」楽しさは、偏光パールならではの醍醐味です。ぜひお気に入りのカーモデルを幻惑の輝きで染め上げてみてください!