

革靴なんかはウェルトの仕上がりとか、ヒールに刻印された謎のマークとかで「ああ、これはあそこの工場で作っているな」なんてことがわかり、今はなきブランドもファクトリーとして機能していることを味わうことができます。「モノグラムで有名なブランドの革靴のかかとにあるそのマークは、今はなきステファノ・ビの工場のマーク!馬具作りをルーツとする超高級ブランドのはき口の二重に走るステッチはあそこの工場だ!」なんて。
そこまで暗号的ではないものの、プラモデルを始めた割と早い時期に、ドイツレベルのプラモデルの箱を開けたらランナーのタグにICMと書いてあって「はーん?」となったことがあります。

というわけで、なぜか私が買うドイツレベルのプラモデルのほとんどはドイツレベルのものではなかったりします。最近だと箱に表示されるスキルレベルやドイツレベルのキットが入っている箱と見比べて微妙に書かれていない情報があったりするのでなんとなく察したりもしますが、この「ドイツレベルの中身違うメーカー説」を逆手にとってドイツレベルの1/16 バチカン スイス近衛兵をゲットしました。
箱を開ければ狙い通りのICM製キットというわけですが、懇切丁寧な説明書が付いてきた代わりに、味わい深い一枚のイラストの説明書は入っておらず、ちょっと残念。仕方がないですね。
スイス近衛兵は制服が面白くてICMのWorld’s Guardsを知ったときから是非とも欲しいと思ったキットです。制服を再現するためのパーツ分割ももちろんユニーク。
そしてICMのキットを包んだドイツレベルの箱絵がマジでやばい。

背景にローマ法皇と思しき人がいます。オリジナルのICMの箱絵にはいないスーパー偉い人。
確かにいた方がスイス近衛兵の役割がなんたるかはわかりますが、よく描いたなこれ……。といわうけでこれはこれでめちゃくちゃ面白い。面白いプラモには面白い箱絵がつきものということで、ドイツレベルのアレンジには驚かされました。
