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AIRFIXの「VINTAGE CLASSICS」は古さと懐かしさを楽しむサイン/イギリス 近衛軍楽隊のプラモデル

 年末にBARACUTAというブランドのジャケットを買ったのだけど、「ARCHIVE」と呼ばれる全体的にゆったりとした着心地のものを選んだ。元々はイギリスのブランドだったバラクータだが、今となってはイタリアの会社の傘下に入っている影響で、通常のラインはややスリム。なので昔っぽい形を着ようと思うと、ARCHIVEを買うことになる。右のポケットに「BARACUTA」と刺繍されたタブがついていて、それで判別可能だ。
 似たような感じで、エアフィックスというイギリスのプラモデルメーカーが発売する製品の中には「VINTAGE CLASSICS」というマークがついた箱がある。これは昔に金型が作られたプラモデルであることを示すもの。

 箱を開けて見るまでそれが古いのか新しいのかがわからないというのがプラモデルの妙なところであり、面白がれる部分の一つだけども、こうして古いものであるという表示があると、どんな風に古いものが出てくるのかと楽しむ姿勢が変わってくる。

 入手した「1/76 イギリス 近衛軍楽隊」はまさに「どんな古いものが入っているんだ……」と思うプラモデル。パッと手に取るだけでは中身が全く想像がつかない。しかし、裏面にちゃんとどのような造形のものが入っているのか印刷されていてやさしい。しばらく眺めていると「このクラシックさを味わってみないか?」と買う側の心をくすぐってきているような気もしてくる。

 期待を裏切らない真っ赤な成型色はランナーに楽隊の人たちがくっついている状態がとにかくかわいい。こうやって規則正しく並んでいる方が、切って並べるよりも軍楽隊としてのビシッと整列している雰囲気が出ているのも面白い。カチッとしたプラスチックかと思ったら柔らかくぐにゃぐにゃ曲がる素材でできているので、手に持って遊んでいると隊列が曲がろうとしているような情景が見えてきてとっても楽しい。
 試しに買ってみたバラクータのジャケットはボフッとした丸みのあるシルエットが思いのほか着やすくて、出番が多い。「古いもの」というと今のものよりもどこか時代遅れに思えてしまうが、新旧の比較というよりはそれぞれの良さがあるという感じだった。エアフィックスの近衛軍楽隊も似たようなもので、古いけど今のものとは違う面白さがある。バラクータのARCHIVEもエアフィックスのVINTAGE CLASSICSも、昔のものの楽しみ方をガイドしてくれる素敵な表示だと思った。

クリスチのプロフィール

クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。

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