『機動警察パトレイバー』より再びプラモ化/MODEROID AV-98イングラムにブルドッグも付いてくる!?

 来ました来ましたブルドッグ……いやイングラム……じゃなくて両方だ!チャーハンとラーメンで迷ったらラーチャーセットを食べるのがいちばん幸福なんですよ。量をミスると終盤しんどいけど。何の話だ。そう、プラモです。グッスマのプラモブランド、MODEROIDより待望の製品化となった『機動警察パトレイバー』関連アイテム第一弾でございますよ。

 イングラムといえばバンダイから1989年に発売された1/60スケールモデル、そして1998年に発売された1/35スケールのマスターグレードモデル、そして2014年に発売されたネクストジェネレーション版(1/48スケール)とこれらのバリエーションがプラモとして展開されてきました。今回MODEROIDが選んだのは当時の世代にとって馴染み深い1/60スケールで、完成時は1/144のガンプラに近いサイズ感になります。

 箱開けてランナーをむしゃむしゃと眺めるわけですが、nippper的最高優勝なポイントはこちら。イングラムに使用するクリアーパーツ(肩のパトライトと頭部のセンサー)が塗装済みでした。神〜。これが最初からクリアーレッドとクリアーグリーンのプラスチックだったら100点を越えて180点という贅沢三昧なのですが、とりあえずこの状態でも本当に嬉しい。だってクリアーパーツにクリアーカラー塗るの難しいんですよ。透明感と発色を両立させるのってエアブラシでもすっごく苦労するので、この気遣いにはマジ感謝。そうそう、無塗装のパーツも入ってるので「自分で塗る!」という人もご安心ください。

▲イングラムの黒パーツが収められたワク(ランナー)でございます。
▲ズームイン!桜の代紋(正式には「旭日章」)も金色に塗装済みでマッキーペイントマーカーの出番なし!

 イングラムは1号機と2号機(頭部と肩の形状が異なります)を選択して組み立てられる仕様。マーキングはTV版、劇場版、REBOOT版から選ぶことができますが、作品ごとの違いにあまりにこだわらない人はお好きな色味のものを貼るのが吉でしょう。付属の水転写式デカールはわりと予備も多いので失敗してもOK!不安な人はnippperのデカール関連記事を読んで練習しておきましょうね。

 白いパーツを見ていて気づいたのは、成型色(プラスチックの色)がかなりグレーに寄っていること。これによってプラスチックの透け感がしっかりと抑えられており、完成時にチープな見た目にならないよう配慮されているな〜と感じました。そして布的なものでシーリングされている設定の関節部もこのモデルでは硬質なプラスチックでパーツ化。扱いが難しく、経年変化を免れない軟質素材ではなく、こうした彫刻的アプローチもまたプラモのありかただと思います。英断〜!

 そして「こっちが本体だろ!」と鼻息の荒い人がいるかもしれないブルドッグ。ランナーは8枚構成で、ものすごーく割り切った構成が持ち味です。「やられメカもほしいけど主人公機よりは売れませんからね……」という白亜紀から続く宿命に対して出された答えが「豪快なパーツ分割をリッチな表面ディテールで補う」というこのスタイル。見ているだけでも「ぎょえ〜……塗りたい……汚したい……」という気持ちがムクムク湧いてきます。個人的にはこれくらいの構成のロボットモデルが大増殖するとすっげえサクサク楽しめて(なおかつ塗装なんかでも個性が出しやすくて)イイなぁと思うのですが。

▲いいよねこのディテール……
▲イングラム先輩の説明書は華麗な4C印刷ですが、ブルドッグは2C印刷!こういうところでニマニマしてしまいますよ。

 まずはインボックスレビューということで今回はここまで。次は「組んでいると見えてくること」、そして「かっこよく作るために覚えておきたいチョイテク」をお伝えできるようがんばります。1/60スケールでは30余年ぶりの大パーティーであるイングラム&ブルドッグセット、みなさんも会場にお急ぎください!そしてみんなで組んで乾杯しましょう。そうそう、パトレイバー大好きだった友達にも「新しいプラモ出たよ!」って教えてあげてくださいね!

(写真/からぱた テキスト/ひこ太郎)

ひこ太郎
ひこ太郎

1984年生まれのプラスチックモデルラヴァー。ジャンルを問わずなんでも買うしなんでも作ってみる毎日ですが、お酒を飲んだり餃子を探してウロウロするのも大好きです。