内藤あんもアニキの「棚からひとつかみ」/小さくて2個入のお得なグスタフ、組んでみた。

 内藤あんもです。基本ガルパンモデラーとか戦車系モデラーと思われがちですがワリといろんなジャンルに手を出しておりまして、nippperでは「模型屋で見かけるけど中身をよく知らないモケイの紹介」なんかをしてみたいと思います。

▲さて、今回はコレ。「いきなりマニアックだよ!」と言われそうですが見たことあるでしょ?(ないか。)

 ヒコーキモケイの棚の中でも所謂ミニスケ(1/144)と呼ばれるジャンルの中でも眩しいパッケージ色で目立つヤツ、チェコの模型メーカー、Mark I Modelsの1/144シリーズです。このメーカー、日本ではあんまり耳馴染みのないメーカーで、第一次世界大戦中のドイツ軍が使ってた飛行船のプラモデルとかも出してるところ。デカール付きの資料本なんかもだしてますね。

 箱絵を見てるとなかなかどうして味のあるアナログイラストがデーンって載ってます。若干そこで腰が引け気味になる人も多くいるんじゃなかろうかと。モチロンボクもその一員でした。とはいえいつまでもビビっててもしょうがないし魅力的な機種も多いので手を出してみたわけですよ。

 本命はボーファイターだったんですけどまずは中身見分も兼ねてコッチを開けてみます。みんな大好きメッサーシュミットBf109。後期型であるG型の中でも特徴的な機首のボイレ(機銃が入ってる膨らみ)がなくなったG-10型と呼ばれるやつ。機体詳細はキリがないのでこれ以上述べません!詳しくないし!

 パッケージは「キャラメルボックス」と呼ばれるやつでして、裏面には塗装図が。中身が見えなくても塗装パターンがカラーでデーンって載ってるとヤル気が(購入欲も)出ます。大戦後半のドイツ機は塗装パターンが複雑で魅力的なものも多いなあと思いつつ右下のアヴィアC-10も変わり種でいいよね!って感じです。戦後のチェコ空軍が使ってたやつですね。

 内容はこんな感じ。そう、パッケージに「2in1」と書いてある通り二機セットなのです。なんか得した感じになります。とはいえ他の機体のキットは一機入りだったりするのでご注意を!説明書もフルカラーだしデカールも発色よくていい感じ。デカールが綺麗だとそれだけでテンションもあがるものですわ。

 いちばん気になるキットのディテールですが…いや、想像以上に(失礼なやつめ)シャープで一安心。もう少しモッサリしてると思ってる方も多いんじゃないかなあと。主翼は薄いので一体成型ですが、この通りの出来栄え。よく見ると適度にリベットなんかも打ってあってテンションアゲアゲです。

 しかもですよ!キャノピー付けたらほぼ見えないってのにコクピットもそれなりに再現されているんですよ。それなりに。……ぶっちゃけプラの厚みで狭いコクピットが更に狭く感じたりしますが、ちょこっとのぞき込むだけだったらシートと操縦桿と計器盤があれば十分っす。計器盤はデカール入ってるけどほぼ見えないから貼らないという勇気も必要です!(それは勇気なのかと悩むところ)

 組み立てに関してはある程度サクサク。この「ある程度」というところがポイントなのですけど、ダボがないとかそもそもパーツが小さいとかっていう面倒くささの問題ぐらいかなー。合いも悪くないしこのカタチにするだけだったら1時間ぐらいで組みあがるのです。あ、足がちょっと長かったから切り詰めたんでした

 手に載せてみたらこんなサイズ。ちんまりしてて大変よろしい。他のキットだとこのサイズなのにエッチングパーツが入ったりバリエーション展開の為にレジンパーツが入っていたりと小さいからって手を抜いていない感じが魅力的。マジメに作ろうと思えばゴン太いピトー管(左の主翼から前方に突き出ている速度を測るためのパイプ)作り直したりしたらいいけど、そもそもこのスケールで翼にピトー管が再現されてるというだけでも嬉しいよね。

 1/144の飛行機模型って、国内だとプラッツとかSWEETといったキレッキレの製品を出してたりしてまして、それらに及ぶかというとあと一歩といったところなんですが、俺はこの機体がほしいんだ!っていうのありますよね?そういう時に手を出しても面白いプラモだと思うんですよこのメーカーのやつ。オススメできます。

マークワンモデルのキットはこちらからどうぞ!

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内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。