手のひらサイズより小さい。ミニマムな超重戦車のプラモデルを愛でる!

▲食玩みたいだね!

 1/144っていうと日本人モデラー的にはガンプラのHGでお馴染みのスケールですけど、飛行機模型なんかでもお馴染みのサイズですね。以前ボクが記事を書いたマーク1モデルとか、他にも色んなメーカーが飛行機プラモデルを出してます。旅客機とか爆撃機とか、実物サイズが大きいキットも多いよね。しかし、戦車となると意外と少ない。そのサイズの立体物としては海洋堂のワールドタンクミュージアムが有名でしたが、基本的には完成品です。ドラゴンを始めとしたいくつかのメーカーも同スケールでAFVモデルを手掛けるなか、今回は台湾のモケイメーカー、ユースターホビーが出している1/144戦車模型を見てみましょう。

▲二枚のランナーと説明書がぽろんと飛び出します。

 ユースターホビーは1年前ぐらいに模型屋に並び出した振興メーカー。現状1/144の戦車模型しか商品ラインナップにないため、実質1/144戦車模型メーカーと呼んでも問題ないでしょう!今回ひとつかみしてみたのはドイツ軍の超重戦車「マウス」。2輌しか完成しなかったものの、実物がロシアの戦車博物館に現存したり某戦車アニメで登場したりと知名度はかなり高い戦車です。

▲1/144らしく一体成型の履帯とか砲塔とか。

 ミニスケール模型の楽しいところとしては数を揃えて自分だけの戦車軍団を作ったり、様々な車種を机の上で並べて比べたりとかそういう楽しみ方もあると思うんですよね。だからサクサク作れるのはすごく嬉しい。まあもっともマウスのみの戦車大隊とか作るわけじゃないですけどね!

▲ほらかわいいぞ

 組み立てにかかる時間は、真面目にパーティングライン処理や面出ししたとしても30分。ゲームのコマみたいに小さく可愛いマウスが完成します。この感じ、ワールドタンクミュージアムを買い集めて楽しんでたの思い出すな……!!

 今回はあえてマウスを選んでみたんですが、それ以外にも現用戦車を4種揃えた第一弾(カナダ軍のレオパルドC2メクサスがかっちょいいぞ)、パンターバリエーションを揃えた第二弾があります。手元にパンターD型とメクサスがあるんですが、今回のマウスとは違った密度のディテールを持ったキットで、作り比べてみるのも楽しそうですねー。

 でね。出来たマウスをヴロロロロロって手で動かして楽しみつつランナーをぽいぽいしようと改めて見てみたんですよ。タグの後ろ側を。

▲TAKOM……??

 ユースターホビーじゃなくてTAKOMって書いてある。2015年って刻印入ってる。TAKOMと言えば戦車模型メーカーとして有名で……(今回は以下略

▲優速達。

 慌てて手持ちのパンターD後期型のキットを取り出しタグ裏を見ると、こちらはバッチリユースターホビーって。
えー、ユースターホビーの最新キットレビューのつもりだったのになんだかわかんない事になっちゃったぞ!ヤケ酒飲むしかねえじゃん!ちょっとユースターホビーに関してはリベンジしますぜ!ちくしょう強い酒持って来い!

(※わかる人にはわかると思いますが、これはタコムの1/144ラーテというめちゃくちゃ巨大な計画戦車のプラモにくっついていたマウスの金型を利用したOEM品みたい。プラモには時としてこういうミラクルが起きるからおもしろいっすね。)

内藤あんも
内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。