
タミヤの戦車模型のプラスチックには、その車両をイメージした色がついています。僕はいつかこの成型色と呼ばれるプラスチックの色を活かして戦車模型を完成させてみたいと思っていました。どういうことかと言いますと、このプラスチックのグリーンの上に自分好みのグリーンの塗料を塗ったりぜずに、履帯や機銃などの部分塗装と、汚し塗装と言った仕上げ工程だけで仕上げてみる方法です。模型の世界では「成型色仕上げ」と呼ばれる方法で、ガンダムのプラモデルのような組み立てただけでカラーリングがしっかりと再現されている模型などではよく楽しまれている方法です。今回ご紹介するソビエト戦車KV-1は、ほぼロシアングリーン1色。絶好の機会がやってきました!戦車模型の成型色仕上げに初挑戦してみます。
■まずは足元を狙え!!
まずは速攻で履帯を塗ります。ここはタミヤアクリルミニのダークアイアンの出番です!










■車体を汚せ!
足周りがうまくいったので、がぜん自信が出てきました。どんどんいきますよ。









■砲塔と車体を合体させれば……

リアルに本日6月21日(日)の午前9時から塗装をスタートし、午後3時には完成! タミヤの成型色と最近のウェザリング用塗料があったからこそできた仕上げです。そしてプラスチックに色が付いていれば模型の仕上げ方にもより幅が出るとあらためて感じた次第です。グレーの成型色を塗るより、色が付いているものをグレーにする方が容易ですもんね。好みはあるかも知れませんが、既に発売されている模型の成型色を変えて発売するだけで、ちょっと世界は広がと思います。このKV-1を完成させて、僕はそう確信しました。そしてすごい楽しい休日を過ごすことができたよ!!



■タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ ソビエト重戦車 KV-1 1941年型 初期生産車 本体価格4300円