イギリスの「聖地」で出会ったKV-1/ソビエト戦車、聳え立つ壁。

▲ただただ鉄。無骨であまりにも無装飾。白き壁の前で僕は言葉を失った。展示されているのはKV-1B

 戦車の聖地というものがこの世にはある。英国の「ザ・タンクミュージアム」。そのままずばりの名前。ボービントンという地名で呼ぶ方が日本ではポピュラーで、この場所で取材されたものが、実際に戦車模型となって世に送り出されている。

▲戦車の佃煮。目に収まらないほどの軍用車両の群れ。ザ・タンクミュージアムのお話はまた別の機会に……リクエストお待ちしております!

 タミヤから2020年6月に新発売となった1/35 ミリタリーミニチュアの新作、KV-1を手に入れた人たちが次々と口にしていた「箱がでかい!」「迫力!」という言葉。納得である。

▲ファインダーに収まらない!超巨大。冬季迷彩は博物館で後から塗られたものでしょう。でもかっこいいですね!

 本当にでかいのだ! これと相対したドイツ軍。T-34だけじゃなくこんなゴツくて壁みたいなのが向こうからやってくるの……ドイツ軍のIII号戦車やIV号戦車で勝てるのか?どう戦えばいいねん!って本当になったと思う。そりゃKV-1の模型まで作って対策を練るってもんだ(その模型を1/35ペーパークラフトで再現できるものがタミヤの新キットに入ります)。

 KV-1と出会ってからは僕の中でこの戦車のイメージが大きく変わった。T-34の影ではなく、無骨なソビエト戦車の壁として認識するようになった。その無骨さと荒々しさを僕はまもなく「タミヤの新キット」で味わうことができる。ワクワクが止まらない。だって、あの時の思い出と共にニッパーを握れるのだから。

1/35 ソビエト重戦車 KV-1 1941年型 初期生産車 本体価格4300円

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フミテシ
@neofumiteshi

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。