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歯応え十分! 赤の衝撃を浴びるプラモ/ドイツレベル 1:108 ハーバータグボート

 1/108。その変わった縮尺に惹かれて手に取ったタグボート(船を港内で引っ張る小型船)のプラモデル。既定のサイズに収めるために1/100でもなく、変わった縮尺にしたのか。何か他の理由があるのかは分かりませんが、小気味良い風景画のようなパッケージアートにも後押しされて購入しました。日常に溶け込んだモチーフのプラモデルを作るのもまた良いものですからね。

 帰宅して開封すると、思わず「うおお!」と声をあげました。眩いほどの赤! 全パーツ真っ赤! 赤の衝撃を全身に浴びてしまいました。これはとんでもない出会い。もう楽しい。早速組んでいきましょう。

 さて、このキット。50年近く活躍しているベテランプラモのご様子。パーツの精度など気になるところですが、幸い今の時代にはモデラーを助けてくれるツールがたくさんあります。丁寧にパーツを切り出して、表面を処理してから、性能の良い接着剤で少しずつ形を作っていきます。

 パーツはまったく番号に関係なくバラバラに並んでいるので、説明書をよく読んでどのパーツかをしっかり確認します。そして、まずは仮組みして位置を確かめる。安全運転でゆっくりと組んでいきました。

 本キット最大の難関は、甲板に立ち上がるヘリ(ブルワーク)を貼り合わせるステップでした。なだらかなカーブを描く甲板に左右分割のヘリを接着するのですが、まぁムズカシイ。弓状のヘリのパーツは本来欲しい形状よりかなりまっすぐに成形されています。ですので、持てる戦力を総動員して、甲板の先端と終点、そして途中一点だけ存在するガイドの小さな突起。この三つに沿う形に接着しなければなりませんが、私は試行錯誤の結果、瞬間接着剤の力を借りました。この後も、どうしてもパーツの合いが悪いところは瞬間接着剤にお世話になりました。使えるものはなんでも使っていくスタイルです。

 船体ができたあとは、小さなパーツをガシガシとつけていきます。船舶プラモのうまみである「徐々に密度が上がっていく快感」は抜かりなく味わうことができました。さらに、このキットには船乗りが三人ついています。ポーズや衣装の違う人物がいるだけで「働く船」が生まれるのはとても嬉しいものですね。最後に飾り台に乗せれば完成です!

 箱を開けた時はどうなることやらとビックリしたキットでしたが、なんとか完成させると、丸っこいフォルムや前述した人物パーツのおかげで、とても愛らしく感じられる船になりました。パーツ数は多くないものの、歯応え十分なプラモデルです。ところどころで苦労はありますが、そこも気負わずにガバーっと作ってその個性を味わうのにぴったりですよ! 皆様もぜひ!

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ひぃのプロフィール

ひぃ

1993年生まれ 兵庫県在住の地方公務員
プラモデルのほかにボードゲームやTVゲームも大好き
さらにキャンプにも行くような多趣味な人間です
友人2人で色んな雑談をするラジオ「まかないラジオ」を
YouTubeで毎週水曜日18時から配信中!

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