
「オッス!オラ悟空(のプラモデル)。オラ特に縮尺が無ぇノンスケールらしいんだけど、どうも1/12のバイクプラモにのれるっぺぇんだ!」

「なっ!」と脳内に野沢雅子の声が響いたかどうかは知らないが、バンダイのフィギュアライズの悟空はタミヤのDAXにいい塩梅にまたがらせられるんだってことを発見しちゃったのが事の始まり。

ドラゴンボールのピークはどこかと言われたらスーパーサイヤ人が発現するフリーザ編だと即答する世代。そして少年ジャンプ本誌でのフリーザ編の掲載時期は日本のF1ブームのピークとも重なり、圧倒的な強さを誇るマクラーレン・ホンダのスポンサーとしてマシンに少年ジャンプのロゴを配していた。その関係で「悟空がマクラーレンのF1マシンに乗った姿」が少年ジャンプの表紙になるという、いま考えると仰天するようなコラボがあったのだ。

そんな当時の記憶がよみがえり、おのずと悟空とバイクでやりたいプラモ遊びが湧いてくる。悟空の首元にエポパテを盛って削って襟を作った。 何をしたかったのかというと、道着をレーシングスーツにしたかったんだよね。いつか使おうとこまごま集めていた適当なデカールがようやく役に立つ(「ジャンプ」のロゴは具合のいいのがなかったので家庭用のプリンタで自作した)。


背中のマーキングはうっかりして赤を塗った後に白を吹いて、デカール貼ってクリヤー吹いたら赤の調色に使った蛍光カラーが滲んだ。クリヤー吹く前は真っ白だったのに…コレが模型雑誌でよく引き合いに出される「蛍光カラーの滲み」というやつか!自分はF1プラモを買っては「いつか上手になったら」と思いながら練習になりそうな塗装をしてこなかったので初めて経験したよ。悟空のおかげで修行ができてしまった。今回はこのまま進めちゃうんだけどね。

そんなわけでバイクの塗装はそーっとマメに乾かしながら吹き重ねてカッチリ仕上り。いきなり修行の成果を披露してしまった。

バイクの黒いとこは成形色そのまま。細かいボルト頭やエンジン回りの銀とかを塗り足した。がっつり塗装したのは外装くらい。悟空もレーシングスーツしか塗っていない。髪も肌も成形色ママで仕上げている。最近のプラモの仕様の恩恵を全身で浴びているな。

一日ちょっとでこんなくらいに仕上がる。タミヤのDaxは結構ぎりぎりまで外装に相当する箇所をバラバラのまま塗り進められるので作業しやすい。

そんなわけでレーシーな「悟空 on Dax」が出来上がった。手持ちの塗料で調色した赤がイマイチMP4/5の頃のマルボロレッドに見えないな…この色難しいなとか細々と気になるところはあるんだけれど、あっけらかんとした表情の悟空をまたがらせるだけでどうでもよくなるのでスゴイ。良いプラモができたなと思える。ゆくゆくは悟空が乗ってるマクラーレンホンダF1を作りたい…。 覚えておけカカロット、モケイ人はちょっとした失敗を乗り越えていくことで伝説のスーパーモケイ人になれるんだってことをな!