
おなじみのテーマ曲と、とにかく戦闘機が飛びまわる映画『トップガン』。第3作の製作も正式に発表され、第1作も期間限定ながら映画館で再上映されるなど、その熱はいまだ衰えません。

ところで、海軍のエリートパイロットを鍛える本物の「トップガン」が、F-16を使ってきたことをご存じですか? F-16といえば、世界中で使われている戦闘機としておなじみですが、トップガンでは訓練相手となる「敵役」として採用されました。そのF-16Nを再現したのが、このハセガワ「1/72 F-16N トップガン」です。


F-16とひと口にいっても、じつはたくさんのバリエーションがあります。F-16Nは、アメリカ空軍のF-16C Block 30をもとに、海軍の訓練用として改造された機体です。F-16Cというと、A型よりも垂直尾翼の根元がガッチリしており、後の機体には大きく口を開けたようなインテークを備えるものもあります。しかしF-16Nがもとにしたのは初期のBlock 30。新しいエンジンを搭載しながらインテークは小型で、訓練に必要な装備に絞られた、よりシンプルなF-16です。

グッドモーニング、アビエイターズ! ハセガワの1/72 F-16には、パイロットのアニキも付属します。これからこのアニキが、F/A-18に乗るひよっこどもを教導するのだ。

機首下にある空気取り入れ口「インテーク」の近くに穴を開け、左右に小さなアンテナを取り付けます。これはレーダー警戒装置に関係するアンテナの類で、F-16Nを見分ける特徴のひとつです。後のバリエーションでは取り付け方が変わったため、A型のキットから受け継がれてきた小さなL字型アンテナが役に立つ瞬間は、ここだけかも。こうした細かい違いを忘れずに作れば、完成はすぐです。

照準器に捉えられた航空機を描いた、トップガンでおなじみのマーク。それが、機体に貼る水転写式のシール「デカール」になっています。これは、ほかの世界へ持っていっても意味が伝わりやすいマークになるでしょう。宇宙世紀でもコズミック・イラでも、敵役を務めるモノたちが受け継ぐ、伝統のスゴマークとして活用できるでしょう。

そんなトップガンを感じられるキットが、ハセガワの定番ラインナップのなかにひっそりと隠れています。F-16は組みやすくてパーツ構成もシンプル。さらにトップガンのマークまで付属します。いつでもドッグファイトをしたかったら、かかってこい。ハセガワには、そんなジェット戦闘機の教官となるプラモデルもいるのです。