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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。週末はパンターを貼れ!50年経っても“かっこよさ”を教え続ける「タミヤ パンサー中戦車」に痺れよう。

 週末の模型ライフが楽しくなるプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週はタミヤの戦車模型「タミヤミリタリーミニチュア」シリーズ(以下MM)のレジェンドプラモ、「No.65 ドイツ陸軍 パンサー 中戦車」(記事内ではパンターと記していきます)をご紹介します。トップの写真でもお分かりの通り、箱絵が痺れるほどかっこいい! 「プラモデルのかっこいい箱絵とはこういうことさ!」と教えてくれる、MMシリーズ傑作パッケージの一つです。このかっこよさだけでも味わって欲しいくらいなので、ぜひ店頭で箱を手に取ってください。最高ですよ。

 50年ほど前のプラモデルですが、この存在感です。組み上がった瞬間、イギリスのボービントンで見たパンター戦車の姿を思い出しました。あの迫力が机上に現れたのです。

 日本の模型を世界の模型へと引き上げ、プラモデルを楽しむことをライフスタイルにまで浸透させてくれた田宮俊作氏は、模型開発のために世界各地を飛び回り、自らの目・手・足の全てを使って取材していました。だからこそタミヤの模型は素直に「かっこいい」のです。モチーフと向き合う姿勢というのは現在のアイテムにも貫かれています。

 このパンターは、まだシリーズ初期のアイテムということもあり、細部や寸法などは違っているようですが、パンターの迫力、ドイツ軍の傑作戦車としての佇まいは見事に樹脂化されています。僕の推測でしかないですが、実際に実車をみた時の迫力というものを盛り込んだのかもしれません。このキットを組んでみると、スケールモデルは寸分違わずあっていなければいけないのだという気持ちよりも、模型になった時のかっこよさや迫力がキット化されたものも最高じゃないか! という気分になります。

 価格もパーツ数もミニマムな本キット。しかしハッチなどの可動ギミックも盛り込まれています。

 シャーシはモーターライズ時代のものを活用しています。タミヤのエンブレムが輝く裏側の刻印のかっこよさは、作った人だけが味わえるスペシャルディテールですよね。こういうセンスが本当に好きです。

 転輪のキャップはポリパーツになっています。これで転輪が外れないように固定されます。接着剤で接着していないので、それぞれの転輪がくるくると回転するようにもなります。

 車体や砲塔は、かなり迫力あるサイズ感になっています。砲塔パーツに施されたシボ加工によって表現された細かな凹凸が、さらにパンターのかっこよさを引き上げてくれます。

 もちろんパンターに搭乗するアニキたちも付属。コマンダーの方はジャストフィットな着こなしが特徴ですね。ドライバーも戦車に搭乗させようとしたのですが、間違ってハッチ部分に接着剤が流れ込んでしまい、ハッチが開かなくなりました。僕のドライバーは、お外で待機することになってしまったのです。

 車外装備品も充実。こちらは予備履帯。このようなアクセサリーがしっかりと付属しているので、戦車の装甲部分の情報量もマシマシになります。

 完成!!! 最近の戦車模型の組み方と少しだけ異なる(焼き止めだったり、転輪の組み立てなど)部分に苦戦しましたが、1日で形になりました。50年前にこんな勇ましい姿のパンターを手に取ってしまったら、確実にMMキッズになってしまいますね。めちゃくちゃかっこいいです。

 しかも履帯は黒で成型されているから、塗らなくてもダークイエローのパンター戦車として十分に見映えの良いものになります。塗らなくても、いや塗らない方がこの迫力ある佇まいを思う存分味わえるのではないかとさえ思います。だから僕は、自室のお気に入りプラモ展示コーナーに、塗らずに飾りました。めちゃくちゃ大満足です。戦車模型を常に楽しんでいる人も、これから楽しみたい人も、塗ることとかを考えずに、ぜひこの週末にパーツを貼ってみてください。戦車模型を作る楽しさ、出来上がったものの迫力を愛でる楽しさをストレートに体感させてくれますよ。タミヤのレジェンドパンサー戦車、超オススメです! ぜひ!!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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