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フィギュアが多ければそれだけでプラモは盛り上がってしまう!/ハセガワ1:72 ドイツ 列車砲 K5(E) レオポルド

 人が多ければそれだけでもう楽しい。なので楽しい気持ちになりたいのなら、人が多く活気あるところへ行けばいい。祭りやイベントにパーティー、それにテーマパークなど、どんなに充実したハードとソフトがあろうとも、人が集っているからこその盛り上がりだ。
 そしてハセガワのドイツ列車砲には砲兵が24名という、なかなか見られないフィギュアの集いっぷりだ。重複したポージングが何体もあろうが、1/72という小さめのスケールだろうが、24人も組み上げれば否応なしに盛り上がれてしまうだろう。思わず説明書の手順をすっ飛ばし、まずはアニキたちに招集かけてしまった今回。巨大砲という御神木を建立するレオポルドフェスティバルの開幕だ!

 『ドイツ 列車砲 K5(E) レオポルド “冬季迷彩”』はハセガワのAFVのプラモであり、その名の通り列車のプラモでもある。車両や戦車とはまったく別腹の組立工程が新鮮だった。半世紀前のキットなので説明書やパーツ指示のわかりにくさがあったり、切ってはいけない部位を何箇所も切断してしまったりと、快調に組み上げられるキットとは言えないのだが「列車がカタチになっていく」という新鮮さが引っ張っていってくれた。
 速乾性の流し込み接着剤を使える今だからこそなんとか組み上げられたのだが、半世紀前のモデラーたちはこういうキットをどうやって組み上げていたんだろうか。凄いな… とにかく台車を組み上げてキットのレールの上をシャー!と走らせると大人でも思わずニッコリ。苦労も忘れてすっかりゴキゲンに。

 列車砲を組むのに四苦八苦しながらも、油圧シリンダーも含めて仰角機構が機械的に可動するのには苦労の甲斐を感じた。そして「手すり」を接着したら工程の締めくくりとなるのだが、この最後の一手で途端に模型としての雰囲気が高まって驚いた。そして24名のフィギュアらを添えるとさらに「なんかとんでもなく緻密な模型をオレは組んだんだな!」という異様な満足を得られた。
 「列車砲」は色んな意味で遠い存在なのだが、転落事故や昇降補助となる「手すり」は身近な存在である。明確なイメージを持てるオブジェクトが加わることで、プラモデルはこんなに実存感を得られるものかと驚いた。いや、どのスケールモデルでも似たような体験はあるのだが、このキットではそれをより強く感じたのはなぜだろう。やはり人は多ければ多いほど盛り上がる。そういうことなのかな。

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