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バンダイスピリッツが見事に再構築した銀河最強夫妻のプラモデル/VF-22S ミリア機とマックス機!

 『マクロス7』のマックスとミリア──ジーナス夫妻の仲がとにかく悪い。劇中では熟年離婚まったなしの勢いで言い争いが絶えない。マクロス無印では異星人間結婚を成し遂げ、地球人とゼントラーディ人の和平実現に楔を打った銀河最強カップルだったというのに。今回発売された『HG VF-22S シュトゥルムフォーゲルII』なのだが、ふたりがこの専用機を駆って往年のコンビネーションを見せてくれるのは物語の最後の最後。船団長と市長というお互いの立場も相まって、ずーっといがみ合っている。悲しい…。なのでふたりの乗機のプラモくらいは仲良く一緒に組んでみたいと思った今回だ。

 赤と青の二人のパーソナルカラーがプラスチックの色で見事に表現されている。絶妙な彩度なうえ、艶消しマット仕上げで充分な質感があり、バンダイスピリッツは毎度良い意味で塗装しようとする意欲をそいでくる。頭部の別パーツ化された白ラインも複雑な曲線上にピッチリとハマり込むので感心。組んでいくと前作での二人の乗機であったバルキリー、クァドラン・ロー の意匠と米空軍試作機YF-23をミキシングさせたメカデザインであることに気付く。同時期に制作されたマクロスプラスの YF-21と大差のないデザインなのだが、パーソナルカラーひとつで印象がガラッと変わるのが面白い。YF-21を眺めていてもクァドラン・ローが浮かんでこなかったもの。

 マクロスの登場メカといえば「三段変形できるか否か」が注視されてしまうポイント。キットはパーツの差し替えでの簡易的な変形を実現している。バトロイド、ガウォーク、ファイター、それぞれが抜群のフォルムで成立しているので、これはメーカーの英断だと思う。どの形態でもメチャ格好良い。下半身を分離させるパーツ構成が見事すぎて、30年前のメカデザインをこうもスマートに再構築できるのかと再度感心した。そしてなにより、マックスとミリアという銀河最強夫妻の乗機がカタチとなり、眼前に鎮座するのは思っていたよりも嬉しい。俺のなかのミレーヌ・ジーナス(末娘)が「パパ!ママ!喧嘩ばっかしてないで仲良くしてよ!」とプンスカしながらプラモした今回だったが、次回は熱気バサラについて語らせてほしい……。俺の歌を聴けー!!!

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