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プラモを組んでゴジラと対話/TOHO MONSTERS KIT ゴジラ(1993)

 突然ですが、わたくし特撮大好き人間。子供の頃から「将来の夢は怪獣映画のセットを作る人」だと公言していたほどです。そんな私にとって、ゴジラは特に愛すべき存在。すでに書籍や立体物は数多くありますが、東宝からゴジラのプラモデルが発売されるとなれば、もう買わないわけにはいきません。

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 このシリーズの立ち上げに際し、東宝が題材に選んだのは1993年公開の「ゴジラVSメカゴジラ」。個人的には、このチョイスに「本気」を感じました。今から新しいゴジラの立体物シリーズを始めるのであれば、「初ゴジ(1954)」や「マイゴジ(2023)」が来ると思います。しかし、東宝はあえて平成シリーズ5作目「ラドゴジ」を持ってきました。このセンスはすごい! 驚くと同時にアツい意気込みを感じました。話題性ではなく、ゴジラ本来の魅力を伝えようとする姿勢がとっても嬉しく思えます。

 さて、キットについて。箱を開けると、3枚のランナーとゴジラを前後に分けたパーツが収まっています。接着剤を必要としないスナップフィット式なので、組み立てはとても簡単。大体30分ほどあれば形になるでしょう。
 そのシンプルさがキットの持つ良さをさらに引き立てます。例えば、下アゴのパーツ。閉じてしまうと見えなくなる部分ですが、二重に並んだ歯や舌の肉肉しい造形は、見ているだけで力強さと迫力を感じます。さらに、ゴジラの特徴的な尻尾。太くゴツゴツしていて絶妙なカーブを描き、その形状に「ゴジラだ!」という衝撃が走りました。こうしてひとつひとつのパーツに感動しながら組み立てていくと、ゴジラが次第に姿を現していきます。

 平成ゴジラの特徴である足の長さや肩、首の筋肉のディテールにも目を見張ります。ゴジラには素晴らしいクオリティの完成品がたくさんありますが、プラモデルという形でその造形と対話しながら作り上げていく楽しさは格別です。組み立てるたびに感じるその圧倒的な存在感に、ゴジラへの愛がさらに深まっていきます。

 このキットは全パーツ黒一色なので、組み立てた段階では劇中のイメージに完全に近づくことはありません。塗装するのであればイメージをすり合わせながら色を調整し、目を描き込んでいく作業なんかが待っています。ですがそれこそがゴジラとの「対話」であり、塗装しながら「こんな目をしていたのか!」と気付ける素敵な瞬間が待っています。
 ゴジラという怪獣は、東宝が生み出した大スターであり、まだまだたくさんのバリエーションも存在します。プラモデルだからこそ味わえたゴジラとの対話。さらに愛着が湧きました。ぜひ、このプラモデルを手に取って「ゴジラとの対話」を楽しんでください!

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ひぃのプロフィール

ひぃ

1993年生まれ 兵庫県在住の地方公務員
プラモデルのほかにボードゲームやTVゲームも大好き
さらにキャンプにも行くような多趣味な人間です
友人2人で色んな雑談をするラジオ「まかないラジオ」を
YouTubeで毎週水曜日18時から配信中!

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