
プラモデル購入のきっかけや参考となるのが、メーカーサイトやパッケージに印刷された「完成見本写真」。この写真を見ながら「買おうかな……どうしようかな……」と悩んでいる時間もプラモ趣味の幸せなひとときです。
僕も先日模型店でさまざまなプラモの完成見本写真を見ながら買うたやめた音頭を踊っていたら、BANDAI SPIRITSの「銀河漂流バイファムセット2」の箱に辿り着きました。これを見て衝撃。この完成見本、この商品のために新たに用意されていて、しかもめちゃくちゃかっこいいのです。銀河漂流バイファムのキットは出来が良いと先輩たちから聞いていましたが、素組みでも今の塗料で塗るだけでこんなにも魅力的になるのか!!! と震えました。そして速攻でレジに持って行ったのです。

このプラモデルは、銀河漂流バイファムが放送された1983年〜1984年当時に発売されたプラモをセットにしたアイテム。中には80年代のレジェンドプラモデルが入っているというわけです。

BANDAI SPIRITSは昨今「HGシリーズ」で80年代サンライズメカの主人公機体を発売しています。それと合わせて並べてコレクションしてねという狙いで、今回のような当時キットをセット販売で送り出しています。上の写真がバイファムセット1のもの。こちらの完成見本もすごく良くて、そのまま組んで塗りたくなります。

このような再生産キットは、中に入っているデカールも新品になるのが嬉しいですね!


箱を開けると成型色、形状共に美しいパーツが目白押し! 模型雑誌でも『銀河漂流バイファム』は定期的に取り扱われており、古いキットを今のトレンドにあったスタイルに改造された作例は多くみることができます。しかし、現代でこのキット本来の姿をガッツリとかっこよく見せてくれたのが「BANDAI SPIRITS」の完成見本写真でした。僕はその写真のかっこよさ(立ち姿もめっちゃかっこいい!)でプラモデルを手に取ったのです。BANDAI SPIRITSによる完成見本のお色直しに心底惚れ込みました。


実際に組んでみると、パーツの合わせは最高で、現代の速乾流し込み接着剤があるだけでピタピタと形になってくれます。出来上がると、今のトレンドとは異なったスタイリングではあるものの、普通にかっこいいと思えるものが出来上がります。各関節も今のようななんでもできる可動範囲ではなく、素立ちが決まるよう範囲になっているのも好印象。組んできれいに立たせておくことができます。
BANDAI SPIRITSが見せてくれた完成見本写真。それは当時の空気をまとったまま、現代の工具と塗料でお色直しされることで、かつてのキットが時間を越えてもう一度輝き出すということを教えてくれました。あらためて、完成見本写真というものは模型を手にするきっかけとして大きな役目を果たしていると感じます。「初めて出会う人」にとっても、「もう一度出会い直す人」にとっても……。素敵な完成見本写真によって、かつてのキットは今の僕たちの手の中で、もう一度走り出すのです。